February 2, 2018 / 7:50 AM / 8 months ago

来週はドル/円やや上値重い、日米金利に神経質

[東京 2日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円はレンジ内でやや上値の重い展開が予想される。米長期金利の上昇余地が小さくなる中、ドル買いの手掛かりがみつけにくい。相対的にドル安/円高の材料に対する反応が大きくなるとみられる。

 2月2日、来週の外為市場で、ドル/円はレンジ内でやや上値の重い展開が予想される。米長期金利の上昇余地が小さくなる中、ドル買いの手掛かりがみつけにくい。相対的にドル安/円高の材料に対する反応が大きくなるとみられる。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドルが108.00━111.00円、ユーロが1.2350―1.2650ドル。

良好な米経済指標が続く中、米10年国債利回りは一時2.79%台と、約3年9カ月ぶりの水準に上昇した。「来週2.8%を超え、2.9%、3.0%と上昇していくのか、さらにはドルがそれに追随していくのかという議論がある。現時点で109円後半までしか戻せていない状況を考えれば、ドルの上値は重い」(エコノミスト)との見方が出ている。

日銀が「指し値オペ」を通告すれば大きく円安に振れるという見方もあったが、結局、2日の通告に対する相場反応は限定的だった。「ドル高/円安を期待する向きには『満額回答』だったと思うが、いまは官製相場でドル安の流れを転換できる状況ではない」(大手邦銀)との声が出ていた。

日銀は長期金利の上昇を押さえつける意志を見せたが、海外勢に残っているという日本の金融政策正常化に対する思惑は一掃できなかったもよう。ドル/円のダウンサイドへのモメンタムが解消されるには時間がかかりそうだという。

一方、欧州通貨は堅調。ユーロ/円は2年5カ月ぶり、英ポンド/円は1年8カ月ぶりの水準に上昇しており、クロス円の円売りがドル/円の支えになる可能性がある。「主戦場は109円台。108円前半に下落しても滞在時間は短いのではないか」(ブローカー)との見方も出ていた。

主な指標・イベントは、米1月ISM非製造業景況指数、オーストラリア準備銀行理事会、米12月貿易収支、日本12月国際収支、ニュージーランド準備銀行金融政策決定会合、英国金融政策発表など。ダドリー・ニューヨーク連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の講演などもある。

今晩発表の米1月雇用統計についてロイターがまとめた事前予想では、非農業部門雇用者数の増加が18万人、失業率は4.1%となっている。平均時給の伸びが確認されれば、インフレ期待が高まり、米国の利上げ回数が増加するのではないかとの観測につながる可能性がある。週明けはまず、雇用統計の結果を消化するところから始まりそうだ。

為替マーケットチーム

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