April 13, 2018 / 8:03 AM / 3 months ago

来週のドル/円は振らされやすい、「トランプ発言相場」継続

[東京 13日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、引き続きトランプ米大統領の不規則発言に振らされやすい。米国の景気は堅調で、何もなければ約2カ月ぶりの108円台を試す可能性がある。一方、地政学リスクや貿易摩擦懸念を再び呼び起こすような発言があれば106円前半への下落もあり得る。

 4月13日、来週の外為市場でドル/円は、引き続きトランプ米大統領の不規則発言に振らされやすい。米国の景気は堅調で、何もなければ約2カ月ぶりの108円台を試す可能性がある。写真は都内で2014年1月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

予想レンジはドルが106.00━108.50円、ユーロが1.2200―1.2450ドル。

米国の3月消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除いたコアCPIが前月比0.2%上昇と、物価の基調は上向き。労働市場の引き締まりに伴って賃金の伸びが加速すれば、米連邦準備理事会(FRB)の年内あと3回の利上げもあり得るとの指摘が出てきた。

これまでに米中貿易戦争への懸念はやや緩和され、シリア情勢についても、トランプ大統領の12日のツイッター発言により急展開するリスクが後退している。ドルは13日の東京時間に107円半ばまで上昇し、直近高値を更新しており、来週、市場に不安材料が持ち込まれなければ、2月13日以来の108円台も視野に入る。

<通商交渉への懸念は継続>

一方、通商交渉への懸念は継続する。米財務省は半期為替報告書を15日前後に公表するもよう。昨年10月の前回と同様、日本は監視対象国リストに入る可能性が高いとみられ、「日本に対して一段と厳しい言及があれば一時的に円高リスクになる」(外為アナリスト)との指摘がある。

さらに、トランプ大統領は12日のツイッターで「日本は長年にわたって通商でわれわれに大きな打撃を与えている」と不満をもらしている。17―18日に行われる日米首脳会談の前後に、日本の為替や金融政策に関して威圧的な言及があれば、ドル/円に円高圧力が加わりそうだ。

ただ、短い時間軸では、日米長期金利差とドル/円の相関が戻ってきており、高止まり中の米10年債利回りがドル/円の支えとなる可能性がある。

テクニカル的には21日移動平均線(現在106.39円付近)がいったん下値めどとして意識されるという。

16日に米国の3月小売売上高や4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に中国の1─3月期国内総生産(GDP)と3月の各種経済指標、19日に米国の3月CB景気先行総合指数などの発表が予定されている。

為替マーケットチーム

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