July 8, 2018 / 11:18 PM / 7 days ago

ドル/円、米中貿易摩擦の落ち着きどころ探る展開=今週の外為市場

[東京 9日 ロイター] - 今週の外為市場で、ドル/円は米中貿易摩擦の落ち着きどころを探る展開となりそうだ。対欧州通貨ではM&Aがらみのフローが円の下落圧力を醸成する可能性がある。このところ堅調なユーロは欧州中央銀行(ECB)の債券再投資の可能性が話題となっており、ECB当局者からの関連発言があれば材料視される余地がある。

 7月9日、今週の外為市場で、ドル/円は米中貿易摩擦の落ち着きどころを探る展開となりそうだ。対欧州通貨ではM&Aがらみのフローが円の下落圧力を醸成する可能性がある。2017年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドルが109.50━111.50円、ユーロが1.1650―1.1800ドル。

7日発表された6月の米雇用統計では、非農業部門の就業者数が前月比21万3000人増と市場予想を上回る一方で、失業率は18年ぶりの低水準である3.8%から4.0%へと上昇した。時間当たりの平均賃金は前月から0.2%上昇と、5月の0.3%から伸びが鈍化し、市場予想も下回った。

雇用統計を受けドルは全般に売られ、ユーロは一時1.1768ドルと約1カ月ぶり高値を付けた。

米国と中国が6日、340億ドル相当の輸入品に対する関税を互いに発動。中国側の詳細は分かっていない。

「今後、米中が表面的な落ち着きどころを探っていくのか、第2弾、第3弾と関税合戦が悪化するかを見極めることになりそうだ」とトウキョウフォレックス上田ハーロー営業推進室・室長の阪井勇蔵氏は言う。

さらに今週はM&A関連のフローにも注目が集まる。

5日の欧州時間には、ユーロ/円が129円後半まで1円上昇。大陽日酸(4091.T)による米プラクスエア(PX.N)の欧州事業買収計画で、ユーロの手当て買いが流入したとの観測が出ていた。

武田薬品工業(4502.T)のアイルランド製薬大手シャイアー(SHP.L)買収に伴う欧州通貨買いニーズもあるとされ、「クロス円の上昇によって、ドル/円がサポートされる局面があるかもしれない」(阪井氏)との指摘が聞かれた。

ユーロの動向について、債券市場では欧州中央銀行(ECB)の債券再投資の可能性が話題になっている。ロイターは6月29日、量的緩和を年内で終了した後、借り入れコストを低水準に維持するため、来年以降の再投資でより長期の債券を購入することを検討していると報じた。[nL4N1TV3PR]

「ECB関連で新たなニュースが出て、独金利が低下すればユーロはやや売られやすい」(国内証券エコノミスト)という。

為替マーケットチーム

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below