July 20, 2018 / 6:35 AM / 3 months ago

来週は慎重なドル買いへ、株価動向を注視

[東京 20日 ロイター] - 来週の外為市場では、ドル・ロングの戦略に転じた投機筋が慎重にドル買いを進め、年初来高値の113.40円を試す動きが予想される。一方、高値圏を推移する米国株や日本株、中国株が下押しする場面ではリスク回避ムードが広がり、ドル・ロングの巻き戻しが起こる見通し。

 7月20日、来週の外為市場では、ドル・ロングの戦略に転じた投機筋が慎重にドル買いを進め、年初来高値の113.40円を試す動きが予想される。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドルが111.50━114.00円、ユーロが1.1500―1.1750ドル。

「トランプ氏のドル高けん制で、短期的にはドルの上昇ムードがそがれているが、ファンド勢はドル・ロングで攻める姿勢を崩していないようだ。また、リスク回避ムードが広がっても、国内企業による対外直接投資などを背景にそれほどドル安が進行しなくなっている」とトウキョウフォレックス上田ハーロー営業推進室・室長の阪井勇蔵氏は指摘する。

トランプ米大統領は19日、強いドルは「米国を不利な立場に置く」「中国人民元は底値を付けている」などと発言。米連邦準備理事会(FRB)の利上げについては「さほど喜ばしいとは感じていない」とした。トランプ氏の発言で、ドルは112.85円から112.05円まで下落。米長期債利回りは低下し米国株は下落した。

ホワイトハウスはその後、トランプ氏はFRBの独立性を尊重しているとする声明を発表した。

米国では19日、自動車・自動車部品に対する関税措置を巡る公聴会が開かれたが、関連各国の政府代表のほか、自動車業界関係者から批判の声が相次いだ。

「米国内でも不人気な関税措置や、最近のドル高/人民元安で追い詰められたトランプ氏からのドル高批判はある程度織り込み済み」(外国銀)という。ドル安は米国の輸出業者の国際競争力を高め、手っ取り早い点数稼ぎになるからだ。

ただ、トランプ氏は昨年も米メディアで「ドルは強すぎる」と複数回述べており、「言えば言うほど、市場の反応が鈍くなる」(同上)リスクも背負う。

他方、投機筋はドル・ロングの戦略に転じたばかり。足元で蓄積されている投機的なドル・ロングの多くは、株買いと連動しているとみられ、株価で高値波乱が起きた場合には、ドル・ロングの巻き戻しが不可避となりそうだ。

為替マーケットチーム

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