July 22, 2018 / 11:55 PM / 3 months ago

トランプ米大統領の口先介入と株価動向を注視=今週の外為市場

[東京 23日 ロイター] - 今週の外為市場では、ドル・ロングの戦略に転じた投機筋が、トランプ米大統領によるドル高・政策金利の引き上げに対するけん制発言を受け、ドル・ロングの巻き戻しに転じるかが注目される。また、高値圏を推移する米国株や日本株、中国株が下押しする場面ではリスク回避ムードが広がり、ドル・ロングの巻き戻しがあぶり出され、ドルの下押し圧力となる可能性がある。

 7月23日、今週の外為市場では、ドル・ロングの戦略に転じた投機筋が、トランプ米大統領によるドル高・政策金利の引き上げに対するけん制発言を受け、ドル・ロングの巻き戻しに転じるかが注目される。20日撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)

予想レンジはドルが110.50━113.00円、ユーロが1.1550―1.1800ドル。

「トランプ氏による度重なるドル高けん制で、先行きドル高を予想する向きは厳しい状況になってきた。ただ、国内企業による対外直接投資などの実需もあるため、ドルの一定の下支えとなるだろう」トウキョウフォレックス上田ハーロー営業推進室・室長の阪井勇蔵氏は指摘する。

トランプ米大統領は19日、強いドルは「米国を不利な立場に置く」「中国人民元は底値を付けている」などと発言。米連邦準備理事会(FRB)の利上げについては「さほど喜ばしいとは感じていない」とした。さらに20日には、トランプ大統領がFRBが年内あと2回の利上げを実施するのを懸念していると、CNBCが伝えた。

また、トランプ氏はツイッターで中国や欧州連合(EU)が金利を引き下げて自国通貨安に導いていると批判した。

一連の報道を受け、ドルは111.38円まで約1円下落した。

今後の焦点は、約1カ月前にドル・ロングの戦略に転じた投機筋が、「トランプ氏の意向を汲んで、積み上げたロングを巻き戻すかどうか」(外国銀)だという。

また、こうしたドル・ロングの多くは米国株ロングと連動しているとされ、株価で高値波乱が起きた場合には、ドル・ロングの巻き戻しが不可避となりそうだ。

米商品先物取引委員会(CFTC)が20日に公表したデータを基にロイターが算出したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(7月17日までの週)によると、ドルの主要6通貨に対する買い越しは184億1000万ドルと、2017年3月以来の高水準となった。買い越しは5週連続。その前は48週連続で売り越しだった。

円の売り越しは前週から5万8650枚に増加。今年3月以来の高水準にある。

為替マーケットチーム

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below