December 2, 2018 / 11:12 PM / 9 days ago

ドル/円の上値限定的、不透明感拭えず=今週の外為市場

[東京 3日 ロイター] - 今週の外為市場でも、ドル/円の上値は限られそうだ。ブエノスアイレスで開かれていた20カ国・地域(G20)首脳会議は1日、首脳宣言で、貿易は経済成長の重要なエンジンと位置付けたものの、米国の反対で「保護主義と闘う」との文言は盛り込まれなかった。英国の欧州連合(EU)離脱問題などその他のリスクも依然山積しており、楽観ムードは広がりにくい。

 12月3日、今週の外為市場でも、ドル/円の上値は限られそうだ。ブエノスアイレスで開かれていた20カ国・地域(G20)首脳会議は1日、首脳宣言で、貿易は経済成長の重要なエンジンと位置付けたものの、米国の反対で「保護主義と闘う」との文言は盛り込まれなかった。2017年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドル/円が112.00━115.00円、ユーロ/ドルが1.1250―1.1500ドル。

一方、米中首脳会談では2000億ドル相当の中国からの輸入品に対する関税を19年に入っても10%に据え置き、25%への引き上げを「現時点で」見送る方針を明らかにした。

同報道が伝わった3日早朝の取引で、ドル/円は0.4円ほど上昇して113.87円となったがまもなく0.2円ほど反落した。

「一時的に関税が棚上げされたとしても、米中関係が好転したわけではない。先々の不安は残っている」(外為アナリスト)との指摘が出ていた。

市場ではきょうの米国株の反応も注目されている。

ドル/円にも安倍政権発足後の10─12月期は6年連続で上昇という、強い経験則がある。しかし、そのピークは11月中になることが多い。今回も10月初旬に年初来高値を付けた後、11月に114円前半へ上昇したが、その後は一進一退だ。

しかもドル/円は、昨年3月に115円台を割り込んで以降、114円半ばの上抜けを5回試してすべて反落。同水準が分厚い上限となり続けている。米中会談で仮に対決ムードが後退しても、「年内の115円乗せはもう無理」(邦銀)との指摘は少なくない。

米連邦準備理事会(FRB)幹部発言をきっかけとして、2カ月半ぶりに10年債が3%を割り込んだ米国債金利の低下も、ドル/円の重しとなる。

最近の原油安がインフレ圧力の減退を通じて金利低下圧力になるとの見方もあり、来年の米利上げ期待が後退する中でドルを買い上がるのは難しい状況だ。

その中で、参加者が関心を寄せているのは、5日のパウエルFRB議長の議会証言。上下両院の合同経済委員会で経済見通しについて発言する。「大統領が議長に不信感を示している中で、どう今後の政策運営を説明するのか」(別の都銀)が見どころとなる。

為替マーケットチーム

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