December 14, 2018 / 6:39 AM / 8 months ago

来週はFOMCの米利上げ見通し確認、円堅調地合い不変か

 12月14日、来週の外為市場では、円の堅調地合いが続きそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)で来年の利上げ予想がどう変化するかが鍵となるが、世界景気の減速懸念や英欧政治・米中貿易問題などの不透明さを背景に、不安心理が高まりやすい状況は変わらない。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

[東京 14日 ロイター] - 来週の外為市場では、円の堅調地合いが続きそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)で来年の利上げ予想がどう変化するかが鍵となるが、世界景気の減速懸念や英欧政治・米中貿易問題などの不透明さを背景に、不安心理が高まりやすい状況は変わらない。楽観ムードが広がるようなことがあっても、円売りは持続しづらい状況だ。

予想レンジはドル/円が111.50━114.50円、ユーロ/ドルが1.1200―1.1500ドル。

FOMCでは0.25%の利上げが行われるとの予想が大勢で、焦点はメンバーの来年の利上げ見通しになる。9月会合の中央値は3回だったが、市場ではハト派的とされる最近の幹部発言や足元の指標の軟化などを受けて、金利先物が織り込む確率は1回まで低下している。

そのため、FOMCが市場に歩み寄る形で見通しを2回へ下方修正しても、依然タカ派的だとしてリスクオフムードが強まりやすく「1回でようやく低金利の長期化を好感する形で、リスクオンムードが広がる可能性が出てくる」(証券)という。

しかし、仮に市場がいったんリスクオンに傾いたとしても、米景気減速への懸念が根底にある以上、そのムードが長続きするとは考えにくい。対中貿易摩擦の行方、英の欧州連合(EU)離脱問題、イタリア財政への懸念など、その他にも不透明要因は山積している。

特にドル/円は、大きな上昇が見込みづらい。市場筋によると、今年の高値となる114円台に入ると、当面はレンジ相場との見方から売りが活発化することが多い。個人投資家もドル/円が上昇トレンドに入った9月、約2年ぶりにドル売り/円買いへ転じ、その規模は過去最大に膨らんだ。[nL3N1YI2CQ]

一方で、テクニカル的には現在112円前半を走る100日移動平均線が、年後半のドル/円の下値を強くサポート。幾度もこの水準まで下落しては切り返してきただけに、当面の下値めどと位置づける参加者は少なくない。

その他の注目イベントは中国。来年の経済政策を協議する中央経済工作会議が、近く開催される予定。「最近の景気減速は当局が改革を優先している影響が大きい。いざとなれば、景気減速に切れるカードはまだある」(外銀)と楽観論も根強いが、市場では米中摩擦の激化を懸念した資本流出の可能性もささやかれている。

為替マーケットチーム

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