January 5, 2020 / 11:30 PM / 24 days ago

「1月はドル安」のジンクス守り、円高リスクも=今週の外為市場

[東京 6日 ロイター] - 今週の外為市場は、過去数年続いてきた「1月はドル安」のジンクスが守られ、波乱含みとなる可能性がある。緊迫してきたイラン情勢、高値圏にある米国株への警戒感に加え、過去にリスクオフのきっかけとなった中国の経済指標の予定もあり、こうした材料がドルにネガティブな結果となれば、107円前半へ下落する可能性も強まってくる。

 1月6日、今週の外為市場は、過去数年続いてきた「1月はドル安」のジンクスが守られ、波乱含みとなる可能性がある。2011年8月撮影(2020年 ロイター/Yuriko Nakao)

予想レンジはドルが107.20━108.80円、ユーロが1.1080―1.1230ドル。

「1月はドル安」のジンクスは月間のドル/円の値動きで検証できる。

年初にドル/円のフラッシュクラッシュがあった昨年1月にドルは110円から104.10円まで下落。2018年1月には113.40円から108.28円に下落。2017年1月には118.60円から112.08円に下落した。

さらに2016年には121.70円から115.97円に、2015年には120.75円から115.85円に、2014年には105.45円から101.77円へと、過去6年間連続でドル/円はジンクスを守り下落してきた。

「ドルが110円台になかなか定着できなかった状況下、これまでの緩やかな円安トレンドが転換する可能性がある。中国の経済統計、トランプリスク、英国の合意なき欧州連合(EU)離脱リスクなどがトリガーとなってリスクオンが息切れし、米国株が調整を余儀なくされ、ドル安の流れとなる可能性があるとみている」と上田東短フォレックス、営業推進室長の阪井勇蔵氏は言う。

また、米長期金利の低迷が続く見通しは、ドルにとってネガティブな材料だと同氏は言う。

ロイターが東京市場の参加者に聞いた今年の相場見通しでは、ドル/円は狭いレンジ内で推移するとの見方が多い。来年も国内企業や投資家による対外投資需要が根強いと見込まれることから、ドルが100円を割り込むリスクは小さいが、米国の大統領選挙を控えてトランプ陣営がドル安選好を強める可能性があり、上値も限定的とみられている。

また、米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月の会合で「予防的」利下げを中断することを決め、パウエル議長は利上げには高いハードルがあると指摘、FOMCメンバーの多くが政策金利が来年末まで現行水準にとどまるとの見方を示したが、同相場見通しでは、利下げを想定する参加者が複数いた。[nL4N28Y01B]

「米経済成長率は2018年の2.9%をピークに、2019年、2020年と低下を見込んでいるという。米経済に減速の兆候が現れれば、FRBは金融を緩和し景気の延命に努めるはず」と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、シニア・グローバル投資ストラテジスト、服部隆夫氏は言う。

注目される中国の経済指標では6日に財新が12月の購買担当者景気指数(PMI)、9日に12月の消費者物価指数を発表する。

米国では10日に12月の米雇用統計が予定される。11月の非農業部門雇用者数(NFP)は前月に比べ26.6万人増と予想を上回る結果となり、12月は反動減が予想される。

また、2019年1―11月の平均NFPは18万人増と18年の22.3万人増から鈍化している。

為替マーケットチーム

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