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欧州通貨高/ドル安が続けば102円台も=今週の外為市場

[東京 4日 ロイター] - 今週の外為市場では、2年8カ月ぶりの高値を更新中のユーロを含む欧州通貨とドルの力関係が最も注目される。欧州通貨高/ドル安がさらに進めば、ドル/円は102円台に突入する可能性がある一方で、欧州通貨高が小康状態となれば、逆に104円台の芽もでてくる。

 今週の外為市場では、2年8カ月ぶりの高値を更新中のユーロを含む欧州通貨とドルの力関係が最も注目される。写真はスイスフラン、英ポンド、ユーロ、米ドルの紙幣。2011年1月撮影(2021年 ロイター/Kacper Pempel)

予想レンジはドルが102.50━104.50円、ユーロが1.2150―1.2350ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「12月後半は103円台で一進一退だったことで、ドル/円が動くマグマは溜まってきているとみている。今週は欧州通貨とドルの位置関係が鍵を握るだろう。欧州通貨が一段高となればドル/円も102円台に入る可能性がある」とみている。

さらに、米ジョージア州の上院決選投票も注目される。

ジョージア州では5日に連邦議会上院の2議席を巡る決選投票が行われる予定だ。次期政権与党となる民主党が2議席とも確保すれば、民主党が実質、上下両院を制するトリプルブルー政権が誕生することになる。

日米欧では、コロナの感染拡大に歯止めがかからないことや、感染力の高い新型コロナウイルスの変異種への感染が確認され、先々の経済の落ち込みが意識されやすい。

「国内でも休暇明けに感染者が急増する可能性があり、リスク回避で株が下方調整すれば、ドルやユーロに対して円が買われやすくなるだろう」と阪井氏は言う。

きょうは菅首相の年頭記者会見が予定され、コロナ対策を含めた発言に関心が集まる。

米国では12月31日にダウ工業株30種とS&P総合500種指数が最高値を更新した。市場では株価の高値警戒感も出る中、大幅かつ長期的な下方調整リスクは現時点で小さいとの見方が出ている。

SMBC日興証券のチーフ為替・外債ストラテジスト、野地慎氏は「家計や年金における株式保有比率の高さに鑑みれば、資産効果による消費の後押しは既に米国経済の構造に組み込まれている」と指摘。

米連邦準備理事会(FRB)は長期金利の上昇を制御しながら、むしろある程度の株高を演出する公算が高いと同氏はみており、「上昇トレンド継続」を前提に株式市場と付き合っていく必要がありそうだという。

為替マーケットチーム

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