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ドルの買い戻し続くか、ユーロの「潮目変化」が鍵=今週の外為市場

[東京 8日 ロイター] - 今週の外為市場では、ドルの買い戻しが続く可能性がある。決め手となるのはユーロの動向で、投機筋によるユーロロングの解消が本格化すれば、ユーロ安/ドル高が勢いづき、対ユーロでのドルの強さが、ドル/円にもドル高のうねりをもたらしそうだ。

予想レンジはドルが104.50━106.50円、ユーロが1.1900―1.2150ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「足元のドル高は、昨年末から年始までの『ドル売りトレード』の巻き戻しによるところが大きいとみている。ただ、現在のドル高が、たとえ短期的なドルのリバウンドに終わっても、流れに逆らうのは得策ではないという雰囲気になっている」と指摘する。

ドルを他通貨に対して売ることで利益を得る「ドル売りトレード」は年始にかけて顕著となり、ドルは昨年11月11日の高値105.68円から、1月6日に102.59円まで下落した。

当時のドルは悪材料に敏感だったが、現在は「ドルが好材料に素直に反応する一方で、ユーロは好材料に反応しにくくなっており、ユーロの地合いは弱い。今後はユーロロングの解消が本格化するかが鍵となりそうだ」(阪井氏)という。

5日のニューヨーク市場では、このところのユーロ安にいったん歯止めがかかったが、「ユーロ安のトレンドが終わるかどうかは、今週のユーロの値動きを見てみないとまだわからない」(阪井氏)という。

FXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏はドル/円について「レンジを上抜けした感がある」と述べ、「ユーロは潮目が変わったとみている。短期筋の間ではユーロを持ち過ぎているという感覚が広がっているのではないか。ユーロが1.20ドル台を回復したとしても、戻り売りに押されるだろう」と予想する。

IMM通貨先物の非商業(投機)部門の取り組みによると、ユーロのネットロングは2月2日時点で13万7003枚と前週の16万5344枚から大幅に減少した。

ユーロロングは昨年8月25日に付けた過去最高値21万1752枚からは減少しているが、ユーロ以外の通貨に比べて依然高水準にある。

今週は主要な経済指標が少ないなか、リスク要因として、米中対立の激化や、米国で個人の株価取引に対する規制強化などが挙げられる。

バイデン米大統領が商務長官に指名したジーナ・レモンド氏は26日、中国の貿易慣行に対し「積極的」な措置で対抗するとも強調。「中国の行動は反競争的」とし、あらゆる措置を講じて「公平な競争」の実現を目指すと述べた。

為替マーケットチーム

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