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金利相場が継続、ドル安も109円割れは困難か=来週の外為市場

[東京 16日 ロイター] - 来週の外為市場では、米長期金利とクロス円の動向が最も注目されそうだ。米国の早期テーパリング(量的緩和の段階的縮小)の思惑が一段と後退すれば、米長期金利低下とドル安が同時進行する確率が高まる。ただ、日本での新型コロナ感染拡大などから109円を割り込むような円高は見込みにくいという。

予想レンジはドルが109.00━111.00円、ユーロが1.1700―1.1900ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「米長期金利をにらんだ『金利相場』が続きそうだ。また世界的な感染拡大とグローバルな株安を受けて、リスク回避の円買いが、特にクロス円で進みやすく、クロス円経由でのドル/円の下押し圧力には注意したい」という。

さらに、東京市場が4連休中の円のボラティリティ上昇にも警戒したいとしている。

米国では27―28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、米連邦準備理事会(FRB)が20日からブラックアウト(政策決定会合前後に中銀高官による金融政策に関する発言を禁じる期間)に入る。同期間はFRB高官の発言を手掛かりとする米国債の売買は望めない。

FRBのパウエル議長は14日、量的緩和縮小の開始など支援策の解除は「まだ先」との見解を示した上で、「景気回復が完了するまで」、FRBは金融政策を通じて経済に「強力な支援」を提供するとし、早期テーパリングについて後ろ向きの姿勢を示した。

FXcoin取締役の上田眞理人氏は「FRBがテーパリングをためらっているのは、雇用に関してまだ自信が持てないからではないか」との見方を示した。

ドル/円について、「典型的なリスクオフ環境で、近視眼的に円が買われやすい状況だ。ただ、109円台の前半では円買いがワークしにくくなっている」と言い、この背景にはトレーダーらが短期の回転売買に終始し、腰の据わった円買いをしていないことや、日本での新型コロナ感染拡大への不安があるという。

欧州中央銀行(ECB)は8日、物価の一時的な上振れを容認する方針を示したが、「22日のECBの理事会では、ハト派姿勢が堅持されると見込まれ、ユーロが上昇基調に回帰するのは難しい」と阪井氏は予想する。

IMM通貨先物で投機部門が保有するユーロロングは、6日時点で7万7190枚と、前週から11%減少、6月15日に付けた直近のピーク(11万8186枚)から35%も圧縮された。

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