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来週はECB理事会でQE終了のヒントが出るかに注目
2017年9月1日 / 07:46 / 19日前

来週はECB理事会でQE終了のヒントが出るかに注目

 9月1日、来週の外為市場では、7日に予定される欧州中央銀行(ECB)の理事会が注目される。ECBのドラギ総裁が量的緩和(QE)の終了時期や具体的な手法についてヒントを提供すれば、一段のユーロ高が見込まれる。写真はフランクフルトで2015年12月撮影(2017年 ロイター/Ralph Orlowski)

[東京 1日 ロイター] - 来週の外為市場では、7日に予定される欧州中央銀行(ECB)の理事会が注目される。ECBのドラギ総裁が量的緩和(QE)の終了時期や具体的な手法についてヒントを提供すれば、一段のユーロ高が見込まれる。この場合、円はユーロ/円の上昇による円安と、対ユーロでのドル安のあおりの綱引きとなって方向性が出にくく、最近のレンジ内に留まりそうだ。

予想レンジはドル/円が108.50―111.50円、ユーロ/ドルが1.1750─1.2050ドル。

米ジャクソンホールでの経済シンポジウムでは、米連邦準備理事会のイエレン議長もECBのドラギ総裁も金融政策の手掛かりとなる発言はしなかった。

ただ、ドラギ総裁は、インフレ率は目標に達していないので、金融緩和環境は必要としながらも、QEは成功しており、ユーロ圏経済の回復は根付きつつあるとの考えを示した。

「これは、金融緩和はもう必要ないので、次は引き締めだと言っているようにも聞こえる」(国内証券)

ECBは現在、毎月600億ユーロの国債を購入しているが、その期限を2017年末まで、もしくはユーロ圏のCPIが持続的に持ち直すまで、としている。市場では、ECBは来年から国債の購入額を段階的に減らすテーパリングに移行すると見られている。為替市場では、ECBがこうした決定を9月7日か10月の理事会で表明するとの見方が広がっている。

他方、関係筋が31日にロイターに明らかにしたところによると、ECB当局者の間では、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する声が増えており、資産買入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている。さらに、7日の理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低いという。

市場では「ユーロの買い持ちが膨らんでいるので、市場の期待どおりの成り行きにならなければ、ユーロが急落するリスクもあるとみている」とトウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵氏は言う。

ドルについては、完全雇用の中で賃金やインフレ率が上がらない状況や、債務上限問題が意識されている。ムニューシン米財務長官は31日、テキサス州南部を直撃したハリケーン関連の支出に伴い、これまで9月29日までとしていた債務上限に達する時期について、数日間の影響が及ぶ可能性があると語った。

為替マーケットチーム

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