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ECB理事会でQE終了のヒントが出るかに注目=今週の外為市場
2017年9月3日 / 23:42 / 16日前

ECB理事会でQE終了のヒントが出るかに注目=今週の外為市場

 9月4日、今週の外為市場は、7日に予定される欧州中央銀行(ECB)の理事会が注目される。ドラギ総裁が資産買い入れ縮小(テーパリング)について具体的なヒントを提供すれば、ユーロ高が見込まれる。写真はフランクフルトのECB本部。2016年3月撮影(2017年 ロイター/Kai Pfaffenbach/File Photo)

[東京 4日 ロイター] - 今週の外為市場は、7日に予定される欧州中央銀行(ECB)の理事会が注目される。ドラギ総裁が資産買い入れ縮小(テーパリング)について具体的なヒントを提供すれば、ユーロ高が見込まれる。また、3日に北朝鮮が核実験を実施したことを受けた米国や関係諸国の動きも警戒される。

予想レンジはドル/円が108.50―111.50円、ユーロ/ドルが1.1750─1.2050ドル。

米ジャクソンホールでの経済シンポジウムで、ECBのドラギ総裁は金融政策の手掛かりとなる発言はしなかったが、量的緩和(QE)は成功しており、ユーロ圏経済の回復は根付きつつあるとの考えを示した。これには「金融緩和はもう必要ないので、次は引き締めだと言っているようにも聞こえる」(国内証券)との受け止めが出ている。

ECBは現在、毎月600億ユーロの国債を購入しており、その期限を2017年末まで、もしくはユーロ圏のCPIが持続的に持ち直すまで、としている。市場では、ECBは来年から国債の購入額を段階的に減らすテーパリングに移行するとみられている。

外為市場では、ECBがこうした決定を9月7日か10月の理事会で表明するとの見方が出ている。

一方、関係筋が31日にロイターに明らかにしたところによると、ECB当局者の間で、対ドルでの急激なユーロ高を懸念する声が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている。7日の理事会で何らかの決定をする可能性は低くなってきたもようだ。

市場では「テーパリング観測の後退によるユーロ買いポジションの手仕舞いも予想される」(トウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵氏)との見方もあり、ユーロ下落リスクも指摘されている。

<ドルは上値重い>

ドルについては、上値が重い展開が予想される。米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安としているコア個人消費支出(PCE)物価指数も低い伸びで、1日発表の米8月雇用統計も総じてさえない数字だった。米国のファンダメンタルズに疑念が生じている。

北朝鮮の核実験は、29日の弾道ミサイル発射から短期間で実施された。9月9日の建国記念日に再び挑発的な行動が行われれば、朝鮮半島を巡る緊迫感が高まりそうだ。

為替マーケットチーム

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