February 18, 2018 / 10:42 PM / 3 months ago

ドル/円の底打ち遠い、株価や米通商関連の言動を警戒=今週の外為市場

[東京 19日 ロイター] - 今週の外為市場では、米国の株式の動向や通商関連の言動が警戒されている。ドル/円は年初の高値から約7%下落しているが、早期に底打ちする気配はなく、ドル安トレンドが転換する可能性はなさそうだ。

 2月19日、今週の外為市場では、米国の株式の動向や通商関連の言動が警戒されている。写真はドルと円の紙幣、2010年9月撮影(2018年 ロイター/Yuriko Nakao)

予想レンジはドルが105.00━108.00円、ユーロが1.2300―1.2600ドル。

トウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵氏は「米国株が1週間に2度も暴落したことの傷が癒えていない。適温相場にいきなりブラックスワンが飛来したような感覚だ」と話している。米長期金利は約4年ぶりに2.94%台まで上昇したが、米財政赤字拡大を嫌気する市場では、金利高がドル高を招きにくいと同氏は指摘している。

通商面での米国の言動も、投機筋が主導するドル売りの火に油を注いでいる。

米国は先月、中国企業が支配的な地位を占めている太陽光パネルへの緊急輸入制限(セーフガード)を発動。トランプ大統領は12日、特に韓国と日本に対し、「一部はいわゆる同盟国であるが、貿易に関しては同盟国ではない」と述べ、相互税(reciprocal tax)を導入する方針を明らかにした。

ドル安の裏側で、欧州通貨は堅調。ユーロは2014年11月以来、3年3カ月ぶりの水準に上昇し、今後もユーロの相対的強さは続くとの見方が大勢だ。英ポンドも2016年6月の欧州連合(EU)離脱決定以来の水準まで回復している。

ユーロ高の金融引き締め効果で、欧州中央銀行(ECB)のテーパリングが前途多難になる(FXプライムbyGMO、常務取締役、上田眞理人氏)との意見も聞かれる。

日欧金融当局者は、超金融緩和からの出口戦略の予定を狂わせかねないユーロ高や円高をけん制する発言をしているが、「無駄な遠吠えに聞こえる」(外国銀行)との声も聞かれる。

主な指標・イベントは、19日に日本の貿易収支、20日に豪中銀理事会議事録、21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月30、31日開催分)、23日に日本の消費者物価指数(CPI)などが予定されている。28日には米連邦準備理事会(FRB)のパウエル新議長が半期に1度の議会証言を行う予定。

為替マーケットチーム

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