May 25, 2018 / 6:28 AM / a month ago

来週はドル上値重い、下値の堅さも共存

[東京 25日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は上値の重さと下値の堅さが共存しそうだ。通商問題や地政学リスクへの警戒が残る一方、ドル買い需要も根強い。米金利や株価の動きをにらみながらレンジ内で上下するとみられる。

 5月25日、来週の外為市場で、ドル/円は上値の重さと下値の堅さが共存しそうだ。通商問題や地政学リスクへの警戒が残る一方、ドル買い需要も根強い。米金利や株価の動きをにらみながらレンジ内で上下するとみられる。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドルが108.00━111.00円、ユーロが1.1600―1.1850ドル。

24日のドルは、米国の輸入車関税引き上げ検討やトランプ米大統領による米朝首脳会談の中止通告が嫌気され、108.95円まで下落。2週間超ぶりの安値をつけた。

ドルは3月末に104円台をつけた後、ほぼ一本調子で上昇してきたこともあり、通商問題や政治リスクが「スピード調整のきっかけに使われた」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト)とみられる。

一方、109円を割り込んでも下げの勢いが強まらなかったことで、108円台での底堅さも指摘されている。「原油価格の上昇で国内輸入企業のドル買い需要が増えていることや、クロスボーダーM&A絡みの思惑も下値を支えそうだ」(同)という。

テクニカル的には、3月安値から5月高値までの上昇のフィボナッチリトレースメント38.2%押しが108.80円付近、50%押しが108円ちょうど付近にそれぞれあり、下値めどとして意識されている。

来週、米国では5月CB消費者信頼感指数、1─3月期国内総生産(GDP)改定値、4月個人所得・個人支出、5月雇用統計、同ISM製造業景況指数など重要経済指標の発表が相次ぐ。ドルは111円台でいったんの天井感も出ているが、好調な指標を受けて米10年国債利回りが3%台を回復すれば、110円台に上昇する可能性があるという。

来週は5月最終週で、月末絡みのフローが突発的な動きをもたらす可能性もあるため注意が必要だ。

<ユーロは安値から小幅持ち直しか>

ユーロは24日に127.72円まで下落し、昨年8月以来の安値をつけた。

イタリアの連立政権に対する不透明感や、低調なユーロ圏の経済指標で欧州中央銀行(ECB)の金融政策正常化の動きが後ずれするとの思惑などが重しとなっているが、市場からは「ユーロは売られ過ぎの反動で持ち直しそう。イタリアの方も徐々に懸念が和らいでいく方向になるだろう」(ブローカー)との見方が出ていた。

為替マーケットチーム

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