September 28, 2018 / 6:38 AM / 2 months ago

来週はドル続伸に期待感、はしご外されるリスクも

[東京 28日 ロイター] - 年初来高値圏の113円台を推移するドルを巡り、来週にも114円台に挑戦するとの期待が市場で高まっている。内外の株高でリスクオン機運が盛り上がっているためだ。

 9月28日、年初来高値圏の113円台を推移するドルを巡り、来週にも114円台に挑戦するとの期待が市場で高まっている。内外の株高でリスクオン機運が盛り上がっているためだ。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

一方、投機筋が半期末のポジション調整を終えた10月からは、米経済のピークアウトのリスクや、強烈な金融緩和の推進に一定の距離を置き始めた日銀の姿勢、米中貿易摩擦の深刻化などが意識されやすく、ドル/円の上昇トレンドが頓挫するリスクもはらんでいる。

予想レンジはドル/円が112.00━114.50円、ユーロ/ドルが1.1550―1.1800ドル。

株高やVIX指数の低下を背景に、ドルは過去3週間に3円弱上昇し、ドル高に弾みがつくとの見方が広がってきた。ただ、足元のドル高が半期末を控えたポジション調整によるところが大きいとの指摘も出ている。

「このところのリスクオンは、9月末の流動性が少ない市場環境も影響しているだろう。米経済のピークアウトや米中貿易摩擦のインプリケーションの顕現化などに鑑みると、10月相場は9月末から一変する可能性が高い」とSMBC日興証券、為替外債ストラテジストの野地慎氏はみている。

ドルの伸びしろについて、トウキョウフォレックス上田ハーロー、営業推進室長の阪井勇蔵氏は「昨年のドル/円の年間変動幅が約10円だったことに鑑みて、今年の高値は114円半ばがいいところだろう。過去に3回跳ね返された水準で、上抜けには、米長期金利の大幅上昇や米中通商協議の進展といった強い材料が必要だ」という。

中間選挙を控えたトランプ氏の不規則発言にも注意が必要だ。

トランプ大統領は、米連邦準備理事会(FRB)が26日に利上げを決定すると、間髪を入れず懸念を表明した。

米10年国債利回りUS10YT=RRは25日につけていた4カ月ぶり高水準から低下し、米2―10年債の利回り格差は20日の27bpから28日には22bp割れまで縮小した。歴史的にみてリセッションのシグナルとされる逆イールドに向けて一歩駒をすすめた。

ドル/円は年初来高値を更新中で続伸期待が広がるが、2017年はドルが5月の高値を7月に更新した直後と、7月の高値を11月に更新した直後に反落し、高値更新が相場の更なる押上げ要因にはならなかった。

ドル高の背後にはユーロ安も横たわる。財政赤字抑制に対するイタリア政府のコミットメントの強さに疑念がもたれているほか、独メルケル首相の求心力低下も不安視されている。

為替マーケットチーム

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