October 8, 2018 / 11:16 PM / 6 days ago

米金利高/株安なら円高、鍵は114.73円=今週の外為市場

[東京 9日 ロイター] - 今週の外為市場では、7年ぶり水準へ上昇した10年債を含む米国債金利の行方が、ドル/円を大きく左右しそうだ。金利高が最高値圏を推移する米株の打撃となったり、新興国通貨安を加速させたりすることになれば、リスク回避ムードの高まりで円が買われやすくなる。

 10月9日、今週の外為市場では、7年ぶり水準へ上昇した10年債を含む米国債金利の行方が、ドル/円を大きく左右しそうだ。2017年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドル/円が112.00━115.00円、ユーロ/ドルが1.1300―1.1600ドル。

ドルは4日、11カ月ぶり高値となる114.55円まで上昇した。テクニカル的には「昨年11月高値の114.73円が重要な分水嶺」(アナリスト)で、明確に上抜ければ115円付近を上限とする昨年来の取引レンジが切り上がる可能性が高まるが、失敗すれば従来の105─115円レンジへ引き返すことになる。

ドルの114円半ばは分厚い壁だ。昨年3月に115円台を割り込んで以降、5月に114.38円、7月に114.49円、10月に114.45円と幾度も114円半ばの突破に失敗。11月にようやく114.73円と瞬間的に上抜けたが、その後今年3月にかけて104円台へ大幅反落する起点となってしまった経緯がある。

その中で、為替市場関係者の注目を集めたのが米30年債利回り。3日に14年秋以降上限となってきた「3.25%の壁」(外銀)を突破し、4年3カ月ぶり高水準へ上昇した。何度も上抜けを試しては反転低下し続けた強力な抵抗ラインを明確に上抜けたことで、米金利の上昇はしばらく続くとの見方が強まっている。

問題はその米金利高が米株へどう影響するか。株価の堅調さが続けばドル高/円安要因にもなり得るが、急速な上昇ピッチに警戒感が高まって株安要因となれば、一転して円高圧力が強まる。

注目イベントは米債市場に直接影響しそうな10日の9月卸売物価指数(PPI)と、11日の9月消費者物価指数(CPI)。10日には3年債360億ドルと10年債230億ドル、11日には30年債150億ドルの入札も予定される。

加えて、イタリアの予算編成や英の欧州連合(EU)離脱に関して相次ぐ報道は、ユーロや英ポンドを連日激しく上下させており、引き続き目が離せない。前日に大幅下落となった連休明けの中国株動向にも要注意だ。

12日にはトルコ当局が拘束している米国人牧師の処遇を巡る裁判が予定される。結果によってはリラに大きな影響を与えるかもしれない。

為替マーケットチーム

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