November 4, 2018 / 11:17 PM / 11 days ago

米株安なら円高、ユーロ1.13ドル割れに警戒=今週の外為市場

 11月5日、今週の外為市場では、引き続き米国を含む世界の株価動向が円相場に大きな影響を与えそうだ。2017年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

[東京 5日 ロイター] - 今週の外為市場では、引き続き米国を含む世界の株価動向が円相場に大きな影響を与えそうだ。最大のイベントはもちろん米中間選挙だが、独で行われると報じられているキリスト教民主同盟(CDU)の幹部会合も、年初来安値圏にあるユーロの行方を左右する可能性があるため要注目だ。

予想レンジはドル/円が111.00━114.00円、ユーロ/ドルが1.1200―1.1500ドル。

中間選挙は上院を共和党が、下院を民主党が制するとの予測が主流で、その場合は織り込み済みとして、為替市場の大きな反応は限られる見通し。議会のねじれを嫌気してやや株が売られるとの予想もあれば、不透明感払拭で株に買い戻しが入るとの声もある。

次に多い予想は、上下両院とも共和党が維持するシナリオ。このケースは財政拡張と景気拡大への期待から株とドルが買われるとの指摘が多いものの、財政懸念や国債増発を警戒した売りが債券市場を襲えば、金利上昇が株価に打撃を与える可能性もあり、そうなれば円が買われやすくなる。

リスクシナリオは民主党が上下両院を握るケース。確率は低いとされるが、議会と大統領の対立が激化して税制改革を含む政策は軒並み停滞、弾劾リスクをはらむ政治の不安定化は株安円高に直結しかねない。

選挙に関心が集中している米国では、過去最大級の国債入札も行われる。今回は5日に3年債370億ドル、6日に10年債270億ドル、7日に30年債190億ドルの計830億ドル。長期金利が再び7年ぶり高水準を上抜けるきっかけとなるかもしれない。

市場では、あらためて1.13ドル割れを試す展開となっているユーロの攻防にも関心が強い。長らく下限となってきた同水準を割り込むと、昨年6月以来の安値をつけることとなり、オプション関連売買が発生して下げ足を早める可能性があるためだ。

ユーロ圏では、最近の景気減速懸念やイタリア財政問題、英国の欧州連合(EU)離脱問題など不透明要因が多数あり、市場心理が悪化しやすい状況。「1.13ドル割れがきっかけとなって、リスクオフが加速しかねない」(邦銀)という。

その独では、キリスト教民主同盟(CDU)が4─5日にベルリンで幹部会合を開催するとの報道が出ている。ポスト・メルケルを争う党首選が行われる12月党大会の行方を占う会合として注目を集めている。

為替マーケットチーム

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below