November 22, 2018 / 6:59 AM / 22 days ago

来週は米中首脳会談控え、ドルの下値リスクに注意

[東京 22日 ロイター] - 来週の外為市場では、米中首脳会談を控えて緊張が広がりそうだ。首脳会談前の要人発言に注意が必要なほか、底入れできていないグローバルな株価の動向もリスク要因となりうる。

 11月22日、来週の外為市場では、米中首脳会談を控えて緊張が広がりそうだ。首脳会談前の要人発言に注意が必要なほか、底入れできていないグローバルな株価の動向もリスク要因となりうる。写真は2013年2月撮影(2018年 ロイター/Shohei Miyano)

週央には米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演が予定され、来年の米利上げペースを巡る発言が注目される。

予想レンジはドル/円が112.00━114.00円、ユーロ/ドルが1.1250―1.1500ドル。

19、20日と米国株が大幅安となり、原油価格が急落したにも関わらず、ドルが対円で下げ渋った。

この動きについて、トウキョウフォレックス上田ハーローの営業推進室長・阪井勇蔵氏は「感謝祭を控えた短期筋のドル買い戻しと、原油価格の急落を受けた資源国通貨安で結果的にドルが堅調になった。しかし、今後のリスク回避時にこのパターンが踏襲されるとは限らない」と話す。

さらに、株価が底入れしていない状況で本格的なリスクオンには程遠い環境にあるため、ドルの下方向のリスクに注意したいと同氏は言う。

トランプ大統領と中国の習近平国家主席は、ブエノスアイレスで30日から開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせ、米中首脳会談を開催する。ただ、両者の隔たりは大きい。

トランプ政権は20日、米中貿易摩擦で問題となっている「不当」な慣行を中国は是正していないとの見解を示した。

一方、習主席は8日、米国との問題を対話を通じて解決することを望んでいるが、発展の道筋に関する中国の選択やその利益を米国は尊重する必要があるとの見解を示している。

28日にはFRBのパウエル議長が講演する。

市場では16日のFRBのクラリダ副議長の発言が話題となった。米金利はFRBが中立金利とみなす水準に近づいていると認識を示ししたうえで、米経済は成長しているものの、FRBは他の国の経済成長も注視する必要があると述べた。「世界的な減速を示唆する証拠はある」とした。為替市場では「来年の早い時期に利上げ打ち止めの可能性がある」(国内銀)との意見も出ている。

パウエル議長は14日、住宅セクターの減速や企業債務の膨張を注視しているとし、世界経済に成長鈍化の兆しが出ている可能性があり、懸念していると述べた。

市場では米長期金利が3.1%を超えれば、ドル買いが勢いづくとの見方もあるが、米利上げフェーズが幕引きとなれば、ドルにもマイナス材料となる。

為替マーケットチーム

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