November 25, 2018 / 10:38 PM / 18 days ago

米中首脳会談控え、ドルの下値リスクに注意=今週の外為市場

 11月26日、今週の外為市場では、米中首脳会談を控えて緊張が広がりそうだ。写真はドル紙幣、2月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 26日 ロイター] - 今週の外為市場では、米中首脳会談を控えて緊張が広がりそうだ。首脳会談前の要人発言に注意が必要なほか、底入れできていないグローバルな株価の動向もリスク要因となり得る。週央には米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演が予定され、来年の米利上げペースを巡る発言が注目される。

予想レンジはドル/円が112.00━114.00円、ユーロ/ドルが1.1250―1.1500ドル。

先週19、20日と米国株が大幅安となり、原油価格が急落したにもかかわらず、ドルが対円で下げ渋った。この動きについて、トウキョウフォレックス上田ハーローの営業推進室長・阪井勇蔵氏は「感謝祭を控えた短期筋のドル買い戻しと、原油価格の急落を受けた資源国通貨安で結果的にドルが堅調になった」と指摘する。

ただ、今後のリスク回避時にこのパターンが踏襲されるとは限らない。「株価が底入れしていない状況で本格的なリスクオンには程遠い環境にあるため、ドルは下方向のリスクに注意したい」(阪井氏)としている。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、ブエノスアイレスで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて、米中首脳会談を開催するが、両者の主張の隔たりは大きい。

トランプ政権は20日、米中貿易摩擦で問題となっている「不当」な慣行を中国は是正していない、との見解を示した。一方、習主席は8日、発展の道筋に関する中国の選択やその利益を米国は尊重する必要がある、との見解を示している。

28日のパウエルFRB議長の講演も注目される。

市場では今後の米金融政策を巡り、16日のクラリダFRB副議長の発言が話題となっている。米金利はFRBが中立金利とみなす水準に近づいているとの認識を示したうえで、FRBは他の国の経済成長も注視する必要があると述べた。世界的な景気減速いより、外為市場の参加者からは「来年の早い時期に利上げ打ち止めの可能性がある」(国内銀)との見方も出ている。

パウエル議長は14日、住宅セクターの減速や企業債務の膨張を注視しているとし、世界経済に成長鈍化の兆しが出ている可能性があり、懸念していると述べた。市場では米長期金利が3.1%を超えれば、ドル買いが勢いづくとの見方もあるが、米利上げフェーズが幕引きとなればドルにもマイナス材料となる。

為替マーケットチーム

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below