January 4, 2019 / 6:17 AM / 3 months ago

来週は急騰後の円、落ち着きどころ探る

 1月4日、来週の外為市場では、一時104円台まで急騰した円相場の落ち着きどころを探る展開となりそうだ。薄商い下の瞬間的な動きとの見方が強まれば反落しやすくなるものの、堅調地合いが拭えなければ、近く再び高値を試すと予想する声もある。写真は2016年11月撮影(2019年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 4日 ロイター] - 来週の外為市場では、一時104円台まで急騰した円相場の落ち着きどころを探る展開となりそうだ。薄商い下の瞬間的な動きとの見方が強まれば反落しやすくなるものの、堅調地合いが拭えなければ、近く再び高値を試すと予想する声もある。

予想レンジはドル/円が107.00━109.00円、ユーロ/ドルが1.1300―1.1500ドル。

外為市場は年初から活況だ。日本がまだお正月ムードの3日午前7時過ぎ、ドルは108円半ばから数分間のうちに104.10円まで4円超、一気に急落。16年11月9日以来2年2カ月ぶり安値を更新した。

瞬間的に価格が急変する「フラッシュ・クラッシュ」(邦銀ディーラー)がドル/円で発生した直接の引き金とされるのは、米アップル(AAPL.O)の業績下方修正。中国での売り上げ不振などを受けて、第1・四半期(10─12月)の売上高見通しを引き下げた。

同社が決算発表前に売上高見通しを下方修正するのは、07年のiPhone発売後初めて。予想外の出来事を受けて、同社の株価は3日早朝の時間外取引で10%近く急落した。

日本勢が不在で取引量が少なかった外為市場では、次第にリスク回避の円買いが活発化。最近の取引レンジ下限にあたる108円付近を割り込んだことで、損失確定の円買いを誘発するストップロスを次々に巻き込んだ。相場急変で「オプション関連のヘッジの円買いも一気に加速」(外銀)したほか、HFT(高頻度取引)プログラムなども円買いで参戦したもようだ。

市場では、急落前の水準である109円付近を回復できるかに注目との声が上がっている。ドルは自律的に108円台まで反発しているが、きょうの12月米雇用統計などを経て再び上値の重い展開となれば「2番底を探る展開となる」(シティグループ証券の高島修チーフFXストラテジスト)公算が高いためだ。

注目イベントは9日に再開される英議会。メイ首相が欧州連合(EU)と合意したEU離脱案に関する審議を行う。首相は採決は14日からの週になるとしているが、調査会社ユーガブが実施した調査によると、保守党員1215人のうち59%が首相の離脱案に反対すると回答した。賛成は38%だった。

市場では初回採決は否決となるものの、その後は現実路線へ歩み寄る形となり、再採決では賛成多数へ転じるとの楽観論が優勢。しかし同調査では、国民投票が再実施された場合に首相の離脱案と合意なしの離脱とのどちらを選ぶかとの質問に対して、首相離脱案への支持が29%にとどまった一方、合意なき離脱は64%の支持を集めた。

為替マーケットチーム

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