January 6, 2019 / 11:22 PM / 3 months ago

急騰後の円、落ち着きどころ探る=今週の外為市場

 1月7日、今週の外為市場では、一時104円台まで急騰した円相場の落ち着きどころを探る展開となりそうだ。2010年8月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 7日 ロイター] - 今週の外為市場では、一時104円台まで急騰した円相場の落ち着きどころを探る展開となりそうだ。薄商い下の瞬間的な動きとの見方が強まれば反落しやすくなるものの、堅調地合いが拭えなければ、近く再び高値を試すと予想する声もある。

予想レンジはドル/円が107.50━109.50円、ユーロ/ドルが1.1300―1.1500ドル。

外為市場は年初から活況だ。日本がまだお正月ムードの3日午前7時過ぎ、ドルは108円半ばから数分間のうちに104.10円まで4円超、一気に急落。16年11月9日以来2年2カ月ぶり安値を更新した。

瞬間的に価格が急変する「フラッシュ・クラッシュ」(邦銀ディーラー)がドル/円で発生した直接の引き金とされるのは、米アップル(AAPL.O)の業績下方修正。中国での売り上げ不振などを受けて、第1・四半期(10─12月)の売上高見通しを引き下げた。

同社が決算発表前に売上高見通しを下方修正するのは、07年のiPhone発売後初めて。予想外の出来事を受けて、同社の株価は3日早朝の時間外取引で10%近く急落した。

日本勢が不在で取引量が少なかった外為市場では、次第にリスク回避の円買いが活発化。最近の取引レンジ下限にあたる108円付近を割り込んだことで、損失確定の円買いを誘発するストップロスを次々に巻き込んだ。相場急変で「オプション関連のヘッジの円買いも一気に加速」(外銀)したほか、HFT(高頻度取引)プログラムなども円買いで参戦したもようだ。

市場では、急落前の水準である109円台をしっかり回復できるかに注目との声が上がっている。ドルは「常に政策スタンスを大幅に変更する用意がある」としたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言などを受けて、きょう早朝の取引で108.79円まで上昇。急落前の水準へ迫った。しかし、米利上げ期待の後退はドル安圧力にもつながっており、売買は交錯しやすい情勢だ。

注目イベントは9日に再開される英議会。メイ首相が欧州連合(EU)と合意したEU離脱案に関する審議を行う。首相は採決は14日からの週になるとしているが、調査会社ユーガブが実施した調査によると、保守党員1215人のうち59%が首相の離脱案に反対すると回答した。賛成は38%だった。

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