February 3, 2019 / 11:05 PM / 18 days ago

今週の外為市場は米金利と株価にらみ、売買交錯か

[東京 4日 ロイター] - 今週の外為市場は、米国の金利・株価動向に影響を受けやすい状況が続きそうだ。米連邦準備理事会(FRB)のハト派転向が米金利を押し下げればドルが売られ、株価を支えれば円が売られる展開となる可能性が高まるが、米中協議や英国の欧州連合(EU)離脱、欧米景気の減速懸念など、その流れに水を差す不透明要因も少なくない。

 2月4日、今週の外為市場は、米国の金利・株価動向に影響を受けやすい状況が続きそうだ。2017年撮影(2019年ロイター/Thomas White)

予想レンジはドル/円が107.00━110.00円、ユーロ/ドルが1.1350―1.1550ドル。

米連邦公開市場委員会(FOMC)声明、パウエル議長の会見内容には、市場で「そこまでハト派化するのか」(外銀)と驚きの声が上がった。米S&P総合500種.SPXの1月月間上昇率は7.9%と、2015年10月以来の大きさを記録、1月としては1987年以来の大幅高となった。

トランプ大統領は昨年12月25日、「株式を買う絶好の機会だ」と発言。それ以降のS&Pの上昇率は15%に達した。「批判は多々あるが、アドバイス通りだった」(トレーダー)ことになる。

FRBのハト派転向がこの流れを支えることになれば、リスクオンムードの強まりとともにドルと円が売られる公算が高まる。クロス円に上昇圧力がかかりやすく、足元では資源高が追い風となっている豪ドルや新興国通貨の買い/円売りが目立ってきた。[nL3N1ZV2J2]

とはいえ、世界各地で一触即発の懸念が山積する中、楽観論が勢いづくのも難しい情勢。月内には米中首脳会談や英議会の採決が行われる予定で、それまでは日々の関連ニュースに一喜一憂することになりそうだ。

注目材料は5日の豪中銀理事会。豪ドルは商品高が追い風となる一方、利下げ観測が重しとなり、経済的な結びつきの強い中国の経済指標や対米交渉に上下する展開。今回は政策変更はない見通しだが、中銀が現況をどう分析するかが見どころだ。

米金融政策見通しが市場の原動力となっているため、経済指標も引き続き注目されている。

1月雇用統計では、非農業部門の雇用者数は30万4000人増と市場予想の16万5000人を大幅に上回った。失業率は0.1%ポイント上昇の4.0%で7カ月ぶりの高水準、時間当たりの賃金は前月比0.1%(3セント)増と前月の0.4%増から伸びが鈍化した。

その後発表された米供給管理協会(ISM)の1月製造業景気指数は56.6と前月の54.3から上昇し、市場予想の54.2を上回った。

ISMの数字を受けて、米国では株価が上昇、ドルも109.58円まで上値を伸ばした。

為替マーケットチーム

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below