March 15, 2019 / 7:32 AM / 5 months ago

来週のドル/円は英米イベントに思惑錯綜、年度末で売買も交錯

[東京 15日 ロイター] - 来週の外為市場では、英の欧州連合(EU)離脱問題や米連邦公開市場委員会(FOMC)といった重大イベントに、主要通貨が一喜一憂する展開となりそうだ。国内では年度末をにらんだ売買が入りやすく、ドル/円は売買が交錯しやすい状況でもある。

 3月15日、来週の外為市場では、英の欧州連合(EU)離脱問題や米連邦公開市場委員会(FOMC)といった重大イベントに、主要通貨が一喜一憂する展開となりそうだ。写真は2013年2月撮影(2019年 ロイター/Shohei Miyano)

予想レンジはドル/円が110.00━113.00円、ユーロ/ドルが1.1200―1.1400ドル。

最大の注目点は英のEU離脱の行方。下院が離脱期日の延期を可決したことで、メイ首相は再び離脱協議提案を採決にかけ、20日までに合意できれば短期の延期を、合意できない場合は長期延期をEUに要請することになる。

EUのトゥスク大統領は1年の延期を想定していると表明済みだが、EU内の多くの首脳は5月の欧州議会選、新議会開会の7月以降への延長には反対の立場。現地報道によると、今後の英国の選択肢は国民投票の再実施や総選挙なども含めて7つあるといい、先行きはほとんど見通せない。

市場では「離脱期限が6月末以降となれば、ポンドや英金利の上昇要因」(みずほ証券)との見方もあるが、数時間で状況が大きく変化して相場も急変することが多いだけに「触らぬポンドにたたりなし」(市場筋)との声も根強い。

FOMCの焦点は今後の利上げ見通し。前回12月は今年2回、来年1回だったが、今回は今年1回もしくは見送り、来年も見送りへ下方修正されるとの見方が優勢。

米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事も7日の講演で「生産と雇用の下向きリスクの高まりはフェデラル・ファンド(FF)金利見通しの軟化を訴えている」と明言している。

22日には欧州で3月の購買担当者景気指数(PMI)が発表される。欧州中央銀行(ECB)が今年の成長率予測を1.1%へ大幅に引き下げた後だけに、3月に改善の兆しが見えれば、足元で勢いづいてきたユーロ買いが一段と進む可能性もある。

豪では21日発表の2月就業者数と失業率に注目。前月は3万9100人増と事前予想を大きく上回り、発表直後に豪ドルが急伸した。好調が続けば、年内にも実施とされる利下げ観測に影響を与えることになる。

一方、年度末を控えたドル/円には、資金回帰に伴う売りと、期末前の駆け込み投資を含む買いが同時に入るなど、日本勢の年度末需要が集中。需給的にも売買は交錯しがちだ。

為替マーケットチーム

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