April 14, 2019 / 10:58 PM / 9 days ago

円反発に警戒、日米交渉と大型連休にらみ=今週の外為市場

[東京 15日 ロイター] - 今週の外為市場では、円の反発に警戒が必要だ。対ドルで年初来安値に接近する中、通貨安批判への警戒感が拭えない日米貿易交渉に加え、大型連休を控えて個人や一部短期筋が円売りポジションを圧縮する可能性があるとの声も出ている。

 4月15日、今週の外為市場では、円の反発に警戒が必要だ。対ドルで年初来安値に接近する中、通貨安批判への警戒感が拭えない日米貿易交渉に加え、大型連休を控えて個人や一部短期筋が円売りポジションを圧縮する可能性があるとの声も出ている。2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドルが110.50─112.50円、ユーロが1.1100─1.1400ドル。

ドルが3月につけた年初来高値112.13円へ接近してきたことで、市場では反落リスクの高まりを警戒する声が出ている。長らく続く膠着相場を脱するような手掛かりは見当たらず、通貨オプション市場の予想変動率も1カ月物が4%台と4年半ぶり水準へ低下している。現時点では「112円台を買い上がる動きはほとんどない」(FX業者)のが実情だ。

米国が抱くドル高/円安是正の姿勢が表面化しやすい日米貿易交渉が行われることも、円買い圧力を強めやすい。茂木敏充経済再生相は12日の会見で、昨年9月の共同声明に沿って「物品貿易を中心に対象分野を決める」としながら、「どこまで議論が進展するかやってみないとわからない」と話した。

報道によると、米国ではパーデュー農務長官が「農産品で(先行して)暫定合意を早期に結ぶことを望んでいる」と発言。開始前からつばぜり合いが活発化している。

ムニューシン米財務長官は13日、日本との貿易協定に為替操作を防ぐための条項を盛り込むことを目指す考えを示した。日米交渉で自動車の輸入枠を求める米国側の要求は現時点で聞いていないとも語った。[nL3N21W03T]

日本の大型連休が円の買い戻しを誘うとの指摘もある。日本が休日の際に取引量が激減、薄商いの下で円相場が瞬間的に暴騰する「フラッシュ・クラッシュ」が度々発生しているため、個人を中心とする円売り仕掛け派が持ち高を減らしておこうとするためだ。

円を売り仕掛けている海外勢も「日本の連休中に円が急騰するリスクは考慮している」(外銀)といい、買い戻しは国内勢にとどまらないかもしれない。

テクニカル的にも円の一段安は難しい。ドルは200日移動平均線が走る111円半ばをようやく突破したものの、同線は今年に入ってすでに2度、上抜けた途端に反落した事実上の上限。短期筋が戻り売りに動く根拠にもなっている。

その他の注目材料は、豪の中銀議事要旨発表や経済指標、中国の指標など。いずれも発表を通じてネガティブな思惑が高まれば、円が買われやすくなる。

為替マーケットチーム

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