April 21, 2019 / 10:54 PM / a month ago

ドル底堅い、米中・日米通商交渉への緊張感後退=今週の外為市場

[東京 22日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、日米・米中通商交渉を巡る緊張感がやや後退した環境で底堅い展開となりそうだ。ただ、大型連休を控え実需勢の円高警戒感が根強いことや米長期金利が低位にあることから、113円を臨むようなドル高となる可能性は低い。

 4月22日、今週の外為市場でドル/円は、日米・米中通商交渉を巡る緊張感がやや後退した環境で底堅い展開となりそうだ。2018年4月撮影(2019年 ロイター/Ralph Orlowski)

予想レンジはドル/円が111.70━112.70円、ユーロ/ドルが1.1180―1.1330ドル。

茂木経済再生相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、26日の日米首脳会談の前に再会談する予定。

FXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は「難航が予想される自動車や農業分野の交渉では、一気に解決しようとはせず時間をかけて進むのではないか」と指摘。首脳会談では同盟関係を強調するとみており、通商交渉がドルの悪材料となるリスクは限定的と見込んでいる。

米中の交渉では、中国商務省は合意文書に関する協議で新たな進展があったとされ、一部メディアは、両国の交渉官は5月下旬か6月初旬に調印式を行うことを目指していると報じている。

市場では、論点はもはや合意そのものではなく、中国が合意を確実に履行する枠組みと、両国がお互いに課した追加関税の取り扱いをどうするかにあるとみられている。

前者については、米側は双方向性を持たせることで寄り切りたい考えだ。一方、米国は合意後も追加関税の一部を維持する考えを示しているのに対し、中国は合意後の即時撤回を望んでいる。

貿易交渉を巡る金融市場の緊張が緩む一方で、実需筋は連休中の円高リスクに備えて112円台ではドルを売る構えを崩していない。

「輸出勢の間では、目先だけでなく6月分まで前のめり気味に為替ヘッジ(先物ドル売り)をする動きもみられる」(金融機関)という。

こうした動きを映してドルが5週半ぶりに112円台に乗せた12日には、東京市場のドル/円の出来高は久々に100億ドルに達した。

世界的な株高の持続可能性も引き続きリスク要因だが「米長期金利が低位安定する『ぬるま湯的』な環境で株高が維持される」(証券会社)との見方もある。ただ米国での低金利はドルの上昇を阻み「目先113円台までの伸びは望めない」(同)という。

25日には日銀金融政策決定会合の結果と展望リポートが公表されるが、為替市場での注目度は低い。

26日発表の1―3月期米GDPの市場予想は、前期比年率1.8%増。

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