April 26, 2019 / 7:17 AM / 24 days ago

10連休後の円相場、連休中の上昇限定的なら下落か

 4月26日、10連休後の外為市場は、円に下落圧力がかかる展開を想定する声が出ている。連休中の上昇が限られれば、それを警戒して円売りを手控えていた個人や短期筋が再参戦することに加え、国内発のM&Aに関連する円売り需要の思惑、世界的なリスク要因の退潮なども手がかりだ。写真は2013年1月撮影(2019年 ロイター/Lee Jae Won)

[東京 26日 ロイター] - 10連休後の外為市場は、円に下落圧力がかかる展開を想定する声が出ている。連休中の上昇が限られれば、それを警戒して円売りを手控えていた個人や短期筋が再参戦することに加え、国内発のM&Aに関連する円売り需要の思惑、世界的なリスク要因の退潮なども手がかりだ。

予想レンジはドルが109.00━113.00円、ユーロが1.1000―1.1400ドル。

日本勢が不在で薄商いとなる中、市場では瞬間的に円が暴騰する「フラッシュ・クラッシュ」の発生が警戒されている。だが、1月にも円が暴騰して被害が広がった経験からか、個人は「1月に比べると円売りポジションを溜め込んでいない。円買いを仕掛ける側の投機筋も、やりづらいのではないか」(FX会社幹部)という。

それでも少ない取引で値が振れやすくなっている円を、投機筋が値幅取りの舞台に用いる公算は小さくない。連休中にリスクオフムードが広がることがあれば、フラッシュ・クラッシュには至らなくても、普段以上に円が買われる可能性はある。

しかし、連休中の円高進行が限られたものとなれば、休暇明け後は円安が進みやすいと読む参加者は少なくない。売買を手控えていた個人や短期筋が金利差狙いの円売りを仕掛けること、大型M&Aに関連する円売りの思惑などがすでに話題だ。[nL3N2260OA]

連休中の最重要イベントは、4月30─5月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)。ロイターが行った市場関係者調査によると、連邦準備理事会(FRB)は来年末までに利下げを行うとの予想が、前回3月よりも増えた。「忍耐強い」アプローチを続けるとの見方に変化が生じれば、幅広い資産に影響を与えることになる。

変わり種では、5月2日に英で行われる統一地方選。求心力が低下するメイ首相率いる保守党は苦戦を強いられる見通しで、結果によっては党首交代を求める動きが広がりかねない。5月23日に行われる欧州議会選に先立つこの選挙は、ポピュリズム政党の現時点での勢力を測る試金石にもなる。

中銀関連で注目度が高いのは、連休明け後7日の豪中銀理事会。4月24日発表の第1・四半期消費者物価指数(CPI)が3年ぶりの低水準となったことで、市場では利下げ観測が急浮上。直近の調査では、エコノミスト23人中12人が5月会合で利下げすると回答した。

経済指標では、4月30日の中国国家統計局の4月製造業購買担当者景気指数(PMI)、ユーロ圏の第1四半期域内総生産(GDP)、5月1日の米ISM製造業景気指数、3日の4月米雇用統計、8日の中国貿易統計などが関心を集めている。

為替マーケットチーム

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