May 26, 2019 / 10:59 PM / a month ago

円高地合い継続、ドル買い失速なら一段高=今週の外為市場

 5月27日、今週の外為市場では円の堅調地合いが続きそうだ。貿易問題以外にも広がりをみせてきた米中対立の激化を受けて、市場のリスクに対する反応は敏感になってきた。2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

[東京 27日 ロイター] - 今週の外為市場では円の堅調地合いが続きそうだ。貿易問題以外にも広がりをみせてきた米中対立の激化を受けて、市場のリスクに対する反応は敏感になってきた。米景気の減速懸念がドル買いを失速させれば、円が独歩高となる可能性もある。

予想レンジはドルが108.80━111.00円、ユーロが1.0900―1.1200ドル。

最大の注目点は引き続き米中問題で、トランプ米大統領や習近平中国国家主席の発言  一つで事態が動きかねない一触即発の状況下、関連ニュースに大きく反応する展開が続く見通しだ。事態が見通せない分、状況に応じて売買する「ヘッドライン・トレーディングにならざるを得ない」(外銀)という。

リスク回避ムードが強まれば逃避通貨として円が強含みとなる構図は不変だが、今月に入りスイスフランの上昇が勢いづいている。年初来、スイスフランはドルに対して2%超下落しており、ほぼ横ばいを続ける円とは一線を画してきたが、今月は円と同様に堅調。再び逃避先となり始めたのは「リスク回避の流れが本格化し始めた証ではないか」(邦銀)との声が出ている。

ドル高に変化の兆しが生じている点も見逃せない。これまで株安などリスクオフ型の反応を示す際は、円とともにドルが買われてドル/円はもみあい、ユーロ/円や豪ドル/円などのクロス円が軟化することが多かった。

しかし、最近の米経済指標の下振れで利下げ観測が強まってきた。米国が利下げとの見方が広がれば、長期金利が低下してドルを押し下げる。ドル指数は依然として年初来高値県にあるものの、国債市場で長期金利が短期金利を下回る逆転現象が頻発する中でドル安が進行すれば、円は上昇が加速する。

注目経済指標は、28日発表の5月米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、31日とみられる5月中国購買担当者景気指数(PMI)など。米中ともに景気の先行きを不安視する声が出ているだけに、株価も含めて反応は要注目だ。

日米首脳会談、欧州議会選挙が直接、大きく相場に影響を与えるとの予想は多くない。欧州議会選は反欧州連合(EU)派がどこまで議席を伸ばすか、その結果が英国のEU離脱問題を含む、各国政治にどう影響を与えるかがポイントとなる。

為替マーケットチーム

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