June 23, 2019 / 11:23 PM / 3 months ago

今週の外為市場は米中対立に再び関心、ドルの上値は限定的

[東京 24日 ロイター] - 今週の外為市場は、再び米中対立に関心が高まり関連ニュースに一喜一憂する展開となりそうだ。楽観見通しが台頭すれば株高や円安が進む可能性もあるが、今後の連続利下げを織り込んだドルの上値が重い状況に変化はない見通しで、ドル/円の上値は限られそうだ。

 6月24日、今週の外為市場は、再び米中対立に関心が高まり関連ニュースに一喜一憂する展開となりそうだ。楽観見通しが台頭すれば株高や円安が進む可能性もあるが、今後の連続利下げを織り込んだドルの上値が重い状況に変化はない見通しで、ドル/円の上値は限られそうだ。2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

予想レンジはドルが106.00━108.00円、ユーロが1.1200―1.1400ドル。

米国の連続利下げ観測に上下した市場の次の関心は、28日から大阪市で始まる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)。渦中のトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が直接会談に臨む予定で、貿易を中心とする両国の対立姿勢がどう変化するかが鍵となる。

両者の歩み寄りがあれば市場ではリスクオンムードが広がりやすくなるとみられるものの「多くの難題を一度の会談で進展させるのは難しい。トランプ大統領が重視しているのは再選なので、決裂は避けつつ、たいした進展がなくても成果をアピールする形となるのでは」(証券)と、相場への影響は大きく表れないと予想する声が出ていた。

両国トップの直接対決を控え、関連ニュースには大きな注目が集まりそうだが、連続利下げを控えたドルの上値を買い上がるような展開は見込みにくい。

ドルの全体的な値動きを示すドル指数は前週末、5月につけた年初来高値から一転して下げ足を速めており、200日移動平均線を割り込んだ。昨年4月の上抜け後、何度も下値支えとなってきた重要な抵抗線を明確に下抜ければ、ドルは一段安となる可能性もある。

イラン情勢の緊迫化にも要注意だ。トランプ米大統領は22日、イランに対して24日に新たな制裁を科すと発言した。米無人偵察機撃墜への報復措置としているが、大統領は交渉にも前向きな姿勢を示しており、動向が注目を集めている。

一方で米利下げが支えとなって進む株高は、リスクオンの円売りを発生させやすくするため、ドル/円が下げ渋る要因となる。[nL4N23R1JY]

新興国市場への資金流入もそうしたムードを後押しする。新興国の総合指数は株、通貨ともに、米国の利下げ観測が高まった5月後半から急反発が続いている。

注目イベントは24日に独IFO経済研究所が発表する6月業況指数。先の欧州経済センター(ZEW)6月景気期待指数が大幅なマイナスとなっており、独経済の不振れ度合いを確認する機会となる。

25日にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がニューヨークで講演する。質疑も予定されており、連邦公開市場委員会(FOMC)後の市場反応にどう言及するかに注目だ。

為替マーケットチーム

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