July 5, 2019 / 7:37 AM / 12 days ago

来週はドル高局面に転機到来か、FRB議長発言など注目

 7月5日、来週の外為市場では、昨年来のドル高局面が転機を迎えるかが大きな注目点だ。鍵となるのは米国の利下げ観測や外交・通商戦略の行方。10日にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が議会で証言する。写真は2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

[東京 5日 ロイター] - 来週の外為市場では、昨年来のドル高局面が転機を迎えるかが大きな注目点だ。鍵となるのは米国の利下げ観測や外交・通商戦略の行方。10日にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が議会で証言する。

予想レンジはドルが106.50━108.50円、ユーロが1.1100―1.1400ドル。

昨年来上昇が続いてきたドル相場の流れに変化が生じている。利下げ観測の急速な高まりなどを背景に高金利人気は影をひそめ、ドル指数は5月の高値をピークとして次第に軟化してきた。「ゆっくりだが確実に流れは変わりつつある」(外銀)状況で、反転が明確になるかが目先の焦点だ。

それを見極めるうえで注目を集めているのが、パウエルFRB議長の議会証言。議会から直接的にプレッシャーを受ける場で、月末に0.5%の利下げまで見通す市場の期待にどう語りかけるかがポイントになる。「今月の利下げ幅は0.25%でいいとの見方が広がれば、ドルの買い戻しにつながる」(アナリスト)という。

証言は下院金融委員会が10日、上院銀行住宅委員会が11日。今月の連邦公開市場委員会(FOMC)は30─31日の予定。

5月以降協議を中断していた米中通商交渉の再開も重要だ。トランプ大統領は大阪で行われた首脳会談の後「われわれは軌道に戻った」と述べたが、ナバロ大統領補佐官は今週に入り、第5世代(5G)移動通信網構築から華為技術(ファーウェイ)を排除する方針に変更はないと明言した。

首脳会談後に膨らみつつある歩み寄りへの期待感が後退するような展開となれば、リスク回避的な円買いや、中国景気への悪影響を警戒した豪ドル売りなどが活発化する可能性がある。

欧州では目立ったイベントがないものの、最近の金利低下が急速なだけに、各国の指標や欧州中央銀行(ECB)幹部の発言には注目が集まりやすい。特にイタリアは欧州委員会が過剰財政赤字是正手続き(EDP)発動の勧告を見送る見通しとなったことで「イールドハンティング的な買いが伊国債にも入りやすくなってきた」(証券)という。

為替マーケットチーム

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