August 2, 2019 / 6:50 AM / 23 days ago

来週は米中対立が強める9月利下げ観測、円反落の可能性

[東京 2日 ロイター] - 来週の外為市場では、突然再開した米中対立の行方がドルや円を大きく左右する見通し。対立が激化すればリスクオフ的に円が買われやすくなるが、交渉に明るさが見えれば9月の米利下げ期待も支えとなって、急伸した円が反落する可能性もある。

 8月2日、来週の外為市場では、突然再開した米中対立の行方がドルや円を大きく左右する見通し。対立が激化すればリスクオフ的に円が買われやすくなるが、交渉に明るさが見えれば9月の米利下げ期待も支えとなって、急伸した円が反落する可能性もある。写真は2013年2月撮影(2019年 ロイター/Shohei Miyano)

予想レンジはドルが106.00━109.00円、ユーロが1.0900―1.1200ドル。

市場では、トランプ米大統領が対中追加関税を突然表明したのは、連邦準備理事会(FRB)に次回9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げをするよう迫ることも狙いのひとつではないか、との思惑が浮上している。

トランプ大統領はFOMCが利下げを決める前の30日、ツイッターに「大幅な利下げを期待している」と投稿。0.25%の利下げの後には「これまでと同様、パウエルFRB議長は期待を裏切った」と強く批判していた。

パウエル議長は会見で、今回の利下げは「サイクル半ばにおける調整」的な性格を持つと説明。利下げサイクルの開始とはみていないと主張した。

しかし、米中対立の激化懸念が景気の下押し圧力となれば、FRBは次回のFOMCで追加利下げに踏み切らざるを得なくなる。

追加関税の発動予定日は9月1日。「財政余力に限りがある中、再選に向けて景気拡大を確実にするには、利下げか通商政策しかない」(日本総研理事の牧田健氏)という。

仮に追加関税の表明がトランプ流交渉術の一環なら、FRB幹部が9月利下げに前向きな姿勢を示したり、中国が歩み寄りの姿勢を示せば、発動の停止や後ずれの可能性が浮上する。

「米中ともにファイティングポーズは崩せなくても、決定的な対立は避けたいはず。利下げが景気を下支えしていることもあり、市場は意外にリスクオンムードへ傾きやすい」(外銀)との見方もあり、状況が改善すれば円が一転して売られる展開もあり得る。

FRB幹部発言や中国経済指標など注目イベントもあるが、米中対立に関連した動きがあれば、そちらの影響がより強くなる見通しだ。

為替マーケットチーム

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