August 18, 2019 / 10:59 PM / a month ago

ドルは105―107円の見通し、FRB議長講演控え動きにくい=今週の外為市場

[東京 19日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、23日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えて、落ち着きどころを探る展開となりそうだ。ドルと円が共に強く「力比べ」となる中、105円台では買い、107円近辺では売りという最近のパターンが踏襲される可能性が高い。

 8月19日、今週の外為市場でドル/円は、23日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えて、落ち着きどころを探る展開となりそうだ。2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

予想されるコアレンジはドルが105.00━107.00円、ユーロが1.1000―1.1200ドル。

パウエルFRB議長は23日、ワイオミング州ジャクソンホールでの年次経済シンポジウムで講演する予定。今年のシンポジウムのテーマは「金融政策の挑戦」。

「このところのドルは105円台で下げ渋り、107円に近づくと上値が重くなる傾向が続いている。ジャクソンホールまではこれが踏襲され、上にも下にも行き切れないのではないか」(トウキョウフォレックス上田ハーローの営業推進室長、阪井勇蔵氏)との声がある。

トランプ米大統領が利下げ要請を強める中、市場では連続利下げや大幅利下げの思惑が広がっており「パウエル氏が講演でこうした見方を裏書きするかに関心が注がれている」(同)という。

一方、欧州では、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁が15日、9月に一連の景気刺激策が発表されるとの見方を示し、ドイツ10年国債利回りDE10YT=RRがマイナス0.71%と過去最低を更新した。

「金融緩和でECBはFRBに一歩先んじているため、ユーロ安とドル指数の高止まりは続く。クロス円での円高進行も要警戒だ」(FX会社)という。

ドル指数.DXYの構成通貨で最も比重が高いユーロ安により、ドル指数は目下98前半と月次では2017年5月以来の高水準で高止まりしている。

金融政策以外では、米長期金利や株価動向、米中摩擦などがテーマとなる。

米10年国債利回りUS10YT=RRは15日、1.4750%と2年ぶりの低水準をつけた。ただ、長期金利から期待インフレ率を差し引いた実質ベースで見た場合、日米金利差はほぼ無いに等しく、日米金利差の縮小によるドル安圧力は抑制されている。

香港で「逃亡犯条例」改正案を巡る抗議活動が続き、軍部隊の投入による鎮圧も辞さない姿勢を中国政府が示していることは、リスク回避の円買いを招きやすい。

トランプ米大統領は日本時間19日午前5時台、米国は「安保上の理由で」ファーウェイとビジネスをしたくないと述べ、19日に何らかの決定をする意思を表明。米中貿易問題への注目も高まりそうだ。

為替マーケットチーム

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