April 26, 2020 / 11:05 PM / a month ago

不安定な株価や原油で円買い先行しやすく107円割れも=今週の外為市場

[東京 27日 ロイター] - 今週の外為市場では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界経済の減速懸念が広がる中、依然不安定な株価や原油相場を背景に、リスク回避の円買いが先行しやすく、107円を割り込む可能性がある。ただ、週初の日銀金融政策決定会合で追加緩和が決まれば一時的に円売りが進む局面もありそうだ。

東京市場では、政府による在宅勤務推進と大型連休の相乗効果で取引量が一段と低下することが予想され、トレンドが出にくい。一方で、薄商いで突発的なニュースが伝われば相場が急変動しやすいことにも留意が必要だ。

予想レンジはドルが106.50━108.50円、ユーロが1.0650―1.0900ドル。 「株価や原油価格が不安定な値動きを続ける中、リスク回避の円買いが先行しやすい。日銀の追加緩和をはやして一時的な円売りもあり得るが、流動性が低下した今の市場では、下がったら買い、上がったら売りが定番で、一時的な相場のブレを深追いする参加者は現れそうもない」と上田東短フォレックス・営業推進室長の阪井勇蔵氏は言う。

日本経済新聞によると、日銀は新型コロナウイルス感染拡大による急速な経済悪化を受けて、27日の金融政策決定会合で現在年80兆円としている国債購入額のめどを撤廃し、必要な量を制限なく買えるようにする方向で議論する。コマーシャルペーパー(CP)や社債については購入上限額を倍増する見込みだという。

円買いの圧力はクロス円でも高まる可能性もある。

ユーロ/円は23日、115.64円と2017年4月以来3年ぶりの安値まで落ち込んだ。主因は欧州連合(EU)の経済対策を巡る協議が長引いたこと、経済指標の悪化だ。

ユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は4月に13.5に急低下し、1998年統計開始以来の最低水準を更新し、ユーロ圏の経済活動はほぼ停止したことが明らかになった。

原油価格がまだ落ち着かない中で、カナダドル/円や豪ドル/円など資源国通貨安が円高を推進するリスクもある。

米原油先物中心限月6月物の24日の清算値は16.94ドル。週間では3週連続の下げとなった。産油国の減産予定を上回る規模で需要が急減していることから、下値リスクが拭いきれない状況だ。

28―29日の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)、30日には欧州中央銀行(ECB)理事会も予定され、「CP買い入れ拡大や企業債務の肩代わりなど、信用緩和面での追加措置があるのか関心が寄せられている」(金融機関)という。

為替マーケットチーム

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