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ボックス相場、週後半は東京休場で円高仕掛けに注意=今週の外為市場

[東京 20日 ロイター] - 今週の外為市場でドルは最近のレンジを踏襲するとみられるが、週後半は東京市場が休場となるため、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大や米中対立が一段と深刻化することへの懸念を背景に、海外勢による円高仕掛けが入りやすいとみられる。

予想レンジはドルが106.00━108.00円、ユーロが1.1300―1.1550ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「最近のドル/円は、決め手となる材料が見つからない中で、106.60円付近で押し目買い、107.70円より上では伸び悩みとなっている。今週もこのボックス相場から脱出するのは難しそうだ」とみている。

ただ、米国の新型コロナウイルスの感染状況が日欧に比べて厳しいことや、米長期金利の低迷で金利差からドルが買われにくいこと、米中対立の激化懸念が根強いことで「本邦勢が手薄となる週後半には、海外勢の仕掛けが入りやすく、円高方向のリスクがある」と予想する。東京市場は23、24日祝日で休場となる。

ロイターの集計によると、米国の新型コロナ感染者は19日2200GMT(日本時間20日午前7日時点)で累計372万7928人、死者数は累計13万9995人となっている。

ボックス相場にはドル/円取引の流動性低下も関与している。

日銀の集計によると、7月の11営業日のドル/円スポット取引高は、1日平均で28.47億ドルと、6月の43.95億ドルから約4割減となった。

直近で取引高が大きかったのは、月末、四半期末、半期末が重なった6月30日の70.18億ドルだった。

取引が低迷する中で「東京都で感染者が過去最多の280人台になっても、日銀決定会合の結果が伝わっても、ピクリとも動かない」(金融機関)状況だ。

さらに最近のパターンでは、株安などで市場がリスク回避に傾くと、円とドルの両方が買われやすくなるが、どちらがより買われるかは日によって異なり、ドル/円ははっきりした方向感が出にくい。

米中対立を巡っては、トランプ米政権がすべての中国共産党員とその家族の米国への渡航禁止を検討していることが16日、関係筋の話で分かった。検討には複数の連邦機関が関与しているという。中国共産党員の子どもが米国の大学などに在籍することを拒否するかどうかも検討されている。

一方、ドル/円に比べて、ユーロ/ドルやユーロ/円には動意が予想される。

17日に始まった欧州連合(EU)首脳会議では、7500億ユーロの欧州復興基金設立案が協議され、合意に向けた進展が期待されているが、現時点では結果が伝わっていない。

アナリストらは、復興基金が計画より小規模になったとしても、対ユーロでドル安が続く可能性があると予想する。

為替マーケットチーム

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