July 22, 2020 / 6:45 AM / 20 days ago

ドル円はレンジ取引、強弱感対立が続く=来週の外為市場

[東京 22日 ロイター] -

来週の外為市場でドル/円は、最近の取引レンジ内を上下する展開が続きそうだ。米国の追加財政発動、首脳会議で合意を得た欧州復興基金などに対する期待感の一方、経済活動の再開で新型コロナウイルスの感染者数増には歯止めがかからない。市場心理の明暗に応じて上下することが多いドルと円は、売買が交錯しやすい情勢が続くだろう。

予想レンジはドルが106━108円、ユーロが1.14―1.16ドル。

106円付近を下限、108円付近を上限とするレンジ推移が始まってほぼ2カ月。世界景気の先行きを楽観するリスクオンムードになれば、ドルも円も同時に売られるためドル/円は動きが鈍り、警戒感が強まるリスクオフムードになってもドルと円が同時に買われるため、結果的にドル/円が動かない状況は変わりがない。

それを見越した参加者も、レンジ上下に売買注文を並べる。下値には輸入企業や国内投資家、上値には輸出企業や投機筋らが待ち構え、個人など短期取引を狙う向きがその間で小口の売買を繰り返し、なんとか収益を得ようと四苦八苦しているという。

貿易収支は、6月も輸出が前年比で2割強、輸入は同1割強減少した。減少幅が5月より縮小したことに期待を抱く声もあるが「実需取引は退潮が顕著」(外銀)。直接投資も滞っており、為替取引そのものが減少していることは否めない。

通貨オプション市場でも、1カ月物の予想変動率は一時5%割れ。年初来の最低水準に再び接近してきた。世界中の参加者が外出自粛ながらもこのまま夏休みに入れば「例年以上の夏枯れになり得る」(証券)ことを危惧する声も出ている。

28─29日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるが、市場の関心は経済指標や金融政策より、感染者数の増加ペースや対策の「実弾」となる財政出動の規模や時期に集まりやすい。3月以降に3兆ドルの財政出動を行った米国では、与党共和党がさらに1兆ドル、野党民主党は3兆ドル規模の追加財政出動を主張している。

為替マーケットチーム

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