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ドル高の持続性を見極め、105円台軸にじり高か=来週の外為市場

[東京 25日 ロイター] - 来週の外為市場はドル高の持続可能性を見極める時間帯となりそうだ。これまでドルの支援材料だった米国株の調整、ユーロ圏での新型コロナウイルス感染再拡大、投機筋のユーロロング圧縮などが引き続き材料視されれば、現行の105円台からドルがじわじわ買い進まれる余地がある。

 来週の外為市場はドル高の持続可能性を見極める時間帯となりそうだ。写真は米ウォール街、2009年2月撮影(2020年 ロイター/Eric Thayer)

予想レンジはドルが104.50―106.50円、ユーロが1.15―1.18ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「ドルは21日に104円ちょうどまで下落したが、結局下値攻めに失敗し、早めにショートカバーが入った。ドル/円は米金利動向、米追加経済対策を巡る協議の進展具合い、欧州通貨が反発するかなどが鍵」とみている。米国株の動向は重要な要素だが、株価下落時にはドルと円が同時に買われやすく、ドル/円の決め手にはなりにくいと指摘する。

FXプライムbyGMOの常務取締役、上田眞理人氏は「ドルは105円半ばを何度か試し、今のところすっきりと上抜けできていないが、大きく下押してもいない。米長期金利上昇など支援材料があれば上抜けする」とみている。ただ、ドルを一気に買い進める状況でもなく、ドル高のテンポは緩慢になると予想する。

10月2日には9月の米雇用統計が発表されるが、為替相場への影響は限定的との見方が多い。

ユーロについては「投機筋のユーロロングは利益確定売りで減っているが、ユーロが今後どんどん下値を切り下げるイメージもない」と上田氏は指摘する。対ドルでユーロを売っても対ポンドではユーロ買いとなり、ユーロ全面安のシナリオは描きにくいという。

IMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組によると、ネットのユーロロング1099741NNETは9月15日時点で17万8576枚と前週の19万6814枚から減少。ユーロは1日に1.2014ドルと2年4カ月ぶり高値をつけた後、24日に1.1626ドル付近と2カ月ぶり安値まで下落しており、「既に相当下方調整したため買い戻しの余地がある」(阪井氏)との見方もある。

一方、ポンドは英国の欧州連合(EU)強硬離脱(ハードブレグジット)への懸念や、金利面でも下げ余地があるとみる参加者が多い。

イングランド銀行(英中銀)は17日、政策金利と資産買い入れ枠を据え置く一方、新型コロナ感染拡大や失業率上昇などを背景にマイナス金利導入について協議した。[nL4N2GE3AR]

モルガン・スタンレーのエコノミストは、英国がEUと自由貿易協定(FTA)で合意できなければマイナス金利が導入される可能性があるとの見方を示した。

為替マーケットチーム

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