February 4, 2018 / 11:24 PM / 4 months ago

ドル/円やや上値重い、日米金利に神経質=今週の外為市場

[東京 5日 ロイター] - 今週の外為市場で、ドル/円はレンジ内でやや上値の重い展開が予想される。前週末の取引では米長期金利の急上昇がドルを押し上げたが、株安はリスク回避的な円買いにもつながりやすい。相対的にドル安/円高の材料に対する反応が大きくなるとみられる。

予想レンジはドルが108.00━111.50円、ユーロが1.2350―1.2650ドル。

1月米雇用統計など良好な米経済指標が続く中、米10年国債利回りは一時2.85%台と、4年ぶり水準に上昇した。「金利上昇が想定外の速さで、株式市場関係者が一段の金利上昇を警戒し始めた」(都銀)ことを受け、2日の米ダウ工業株30種は約666ドル安と、約9年ぶりの大幅な下げ幅を記録した。

為替市場では米金利上昇を受けてドルが全面高。ドル/円は一時110.48円と23日海外市場以来の水準へ切り返した。

市場では「(このまま)2.9%、3.0%と上昇していくのか、さらにはドルがそれに追随していくのかという議論がある」(エコノミスト)といい、市場では米金利高とドル相場への影響が不明確な点に困惑の声が上がっている。

日銀が指し値オペを通告すれば大きく円安に振れるという見方もあったが、結局、2日の通告に対する相場反応は限定的だった。「ドル高/円安を期待する向きには『満額回答』だったと思うが、いまは官製相場でドル安の流れを転換できる状況ではない」(大手邦銀)との声が出ていた。

日銀は長期金利の上昇を押さえつける意志をみせたが、海外勢に残っているという日本の金融政策正常化に対する思惑は一掃できなかったもよう。ドル/円のダウンサイドへのモメンタムが解消されるには時間がかかりそうだという。

一方、欧州通貨は堅調。ユーロ/円は2年5カ月ぶり、英ポンド/円は1年8カ月ぶりの水準に上昇しており、クロス円の円売りがドル/円の支えになる可能性がある。「(ドルの)主戦場は109円台。108円前半に下落しても滞在時間は短いのではないか」(ブローカー)との見方も出ていた。

主な指標・イベントは、米1月ISM非製造業景況指数、オーストラリア準備銀行理事会、米12月貿易収支、日本の12月国際収支、ニュージーランド準備銀行金融政策決定会合、英国金融政策発表など。ダドリー・米ニューヨーク連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の講演などもある。

為替マーケットチーム

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