June 14, 2020 / 11:07 PM / 22 days ago

株価と金利にらみ、105円台は値ごろ感からドル買い=今週の外為市場

[東京 15日 ロイター] - 今週の外為市場では、米国の景気回復の足取りや、新型コロナウイルス感染拡大の第2波への不安に対する株価や米長期金利の反応が、相場の鍵を握りそうだ。株価の調整が続けば、リスク回避の円買いが先行する可能性が高まるが、105円台では値ごろ感からのドル買いが下値を支える公算が大きい。

予想レンジはドルが106.00━109.00円、ユーロが1.1100―1.1400ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「FOMC(米連邦公開市場委員会)でゼロ金利が長期化するとの見通しが示され、長期金利の上昇が見込めないことに加え、新型コロナ感染第2波への不安からリスク回避の動きが強まれば、106円近辺までの下落もあり得る」と予想、今週も株価、米長期金利、原油相場の動向が材料視されると指摘した。

テクニカル面では106.45円にサポートがあり、106円近辺の水準では、国内勢がいったん値ごろ感からドルを買う公算が大きいため、105円台でドルが下げ幅を拡大するリスクは小さいと同氏はみている。

FXプライムbyGMOの常務取締役、上田眞理人氏は「(11日の)米国株の大幅安はあまりにも過熱してしまった相場の一時的な調整。これから奈落の底に落ちるような感じはない」と述べ、ドル/円の下値リスクも限定的とみている。

実際、米国で主要3指数が5%以上下落した11日、米国時間のドル/円の下げは0.5円程度にとどまった。

同氏は「米国内は依然カネ余りの状態にあり、余分なマネーは株と債券市場の間で行ったり来たりを繰り返すだろう」と予想。ただ、ドルの上値余地もあまりなく、実需の売り需要を考えれば、ドルの目先の高値は108円付近までと同氏はみている。

日銀短観(3月調査)では、全規模・全産業で2020年度の事業計画の前提となっている想定レートは1ドル=107.98円、1ユーロ=120.29円だった。

ユーロは現在120円後半で、5日に付けた1年1カ月ぶり高値124.43円から下落している。「ユーロが3カ月ぶりに1.14ドル台に乗せたことで、市場参加者の間に達成感や満足感が広がり、ユーロロングの巻き戻しが起きた」(金融機関)という。

とはいえ、ユーロ圏の経済が他の地域に先行して立ち直っているという認識を背景に、ユーロ高基調は継続するとの見方が市場では少なくない。

注目されるイベントでは、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が16、17日に議会証言を行う予定。日銀は15、16日の日程で金融政策決定会合を開く。

為替マーケットチーム

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