June 26, 2020 / 8:28 AM / 11 days ago

ドル方向感定まらず、106・107円台を行き来か=来週の外為市場

[東京 26日 ロイター] - 来週の外為市場でドルは不安定な値動きとなりそうだ。米国で新型コロナウイルスの感染拡大が続き米経済にも暗い影を落とす中、リスク回避のドル買いが先行する可能性も否定できないが、市場のムード次第では、リスク回避の円買いという従来のパターンに切り替わる余地もありそうだ。

予想レンジはドルが106.00━108.00円、ユーロが1.1100―1.1350ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「ドルは足元ではややしっかりしたようにみえるが、米国では感染が拡大し経済状況も悪い中でリスク回避からが買い進まれるのはいかにも不自然だ。いつまたリスク回避の円買いに戻ってもおかしくない」と指摘。来週は、基本的に106円台と107円台の往来する相場になると予想する。

直接投資関連のフローからも目が離せない。

ソフトバンクグループは24日、保有するTモバイルUS株を1株103ドルで売却すると発表。Tモバイルに合わせて最大約1億9800万株を売却する取引で、総額は最大201億ドルとなる。

この株式売却に伴い大規模なドル売り/円買いが発生するとの思惑で、ドルは一時106.07円付近まで急落した。実際の円転(ドル売り/円買い)がどのようなタイミングと規模で出るのかは定かではないが、大規模な円転の思惑は目先のドルの上値余地を狭めている。 一時の騰勢が治まってきたユーロについては、ユーロ圏の景気回復が他の地域に先行するとの期待から中長期的な上昇を見込む参加者が多い。

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は26日、ユーロ圏経済について、新型コロナに伴う危機の最悪期は「おそらく過ぎた」と発言し、ユーロの買い戻しを誘った。

ECBは25日、ユーロ圏以外の中央銀行に担保付のユーロ融資を提供すると発表。ユーロシステムの中銀向けレポ・ファシリティーの下、適切でユーロ建ての市場性のある担保に対してユーロ流動性を提供する。

これ受けてユーロはいったん買い進まれたが、その後、ユーロ資金の逼迫懸念が後退したことで市場は売りに転じ1.1191ドル付近まで下落した。

しかし、26日の欧州市場序盤には、ユーロの買い戻しが先行し1.12ドル前半へと反発。「ユーロは下がったとしても、おそらく1.11ドルまでだろう」(金融機関)との声が聞かれた。

為替マーケットチーム

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