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円は売買交錯、米大統領のコロナ感染で思惑錯綜=来週の外為市場

来週の外為市場でドル/円は売買が交錯する展開となりそうだ。トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染が判明し、先行き不透明感が強まる形でリスクオフの円高が進行しているが、無事に回復すれば選挙戦に有利に働くシナリオに関心を寄せる声もある。写真は日経平均と為替を表示する電子板の前を歩くマスク姿の人。東京で9月撮影。(2020年 ロイター/Issei Kato )

[東京 2日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は売買が交錯する展開となりそうだ。トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染が判明し、先行き不透明感が強まる形でリスクオフの円高が進行しているが、無事に回復すれば選挙戦に有利に働くシナリオに関心を寄せる声もある。

予想レンジはドルが104━106円、ユーロが1.16―1.18ドル。

トランプ米大統領は日本時間2日午後、自身とメラニア夫人が新型コロナウイルス検査で陽性だったとツイッターに投稿した。側近の感染が判明し、夫人とともに検査を受けていた。[nL4N2GT0XQ]

これを受けて、リスク回避的な買いを集めて円は急伸。ドルは105円半ばから一本調子で下げ続け、一時104.95円と9月23日以来1週間半ぶり安値を更新した。豪ドルも75円後半から74円後半へ一気に売られた。

市場では様々な憶測が広がっている。高齢のトランプ大統領の体調回復を危ぶむ声もあれば、ホワイトハウス内で感染がさらに広がるなどして政治的空白が生まれるリスク、バイデン氏に支持が傾き市場が警戒する民主党の一部政策が実現する可能性など、その内容はかなり多岐にわたる。

4月に感染したジョンソン英首相は、一時集中治療室で手当てを受け、公務復帰に1カ月以上を要した。11月3日の大統領選投票日までちょうど1カ月。その間の討論会や集会はどう行うのか、開催できず有権者が政策を判断する機会が失われても、予定通り投票を実施するのか、不明なことばかりだ。

先行き不透明感はリスク資産投資の後退につながり、外為市場ではドルや円への逃避買いが活発となりやすい。しかし、「トランプ氏が回復に向かえば、追加経済対策の合意期待に再び焦点が移り、円が一転売られる可能性も残る」(トレーダー)。

ドルは日本が休日で薄商いだった21日に104円ちょうどまで下落したものの、その数時間後には104円後半へ一転急上昇した。「日本勢からまとまった買いが入ったとの観測が出回った」(FX関係者)という。

下値に大きな買いが控えていれば、下げは限定的となる。売り込んできた向きが買い戻しに動き始めれば、それが次々に伝播して、大きな動きとなる可能性も出てくる。

為替マーケットチーム

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