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米大統領選控え緊張の週、円高気味で高ボラのリスクも=今週の外為市場

[東京 26日 ロイター] - 今週の外為市場は、米大統領選を控えた緊張の1週間となりそうだ。米大統領選を巡る不透明感から腰の入ったドル買いが生じにくい一方で、一時的にドルのボラティリティーが高まる余地があり、バイデン氏の勝算が高まれば、米長期金利の一段高とドル高が同時進行する可能性も残されている。

予想レンジはドルが104━106円、ユーロが1.1650―1.1950ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「米大統領選を巡る不透明感から円高気味の推移を予想するが、チャート的に104円付近で下値が固まった感がある。104円を割り込みそうな局面では日本当局の口先介入も予想され、ドルの大幅な下押しはない」とみている。

市場参加者は「104円前半でドル買い、105円後半でドル売りという順張りになりそうだ」と同氏は予想する。

FXプライムbyGMOの常務取締役、上田眞理人氏は来週のドル/円について 「大統領選の結果予想など細かい事実の変質に右往左往させられ、105円台を中心とするドタバタ劇」を想定する。

米大統領選を挟む中期的見通しでは「米長期金利が上昇すればドルが上がるパターンを予想する。バイデン氏が勝利すれば、大幅な財政拡張とそれに伴う米長期金利の上昇が想起され、ドル買いにつながるだろう」という。

民主党が大統領選と議会選で勝利する「ブルーウエーブ」となれば、景気対策の執行が容易になり、景気回復期待が高まりドルにポジティブに働くと同氏はみている。

欧州通貨や人民元の動向からも目が離せない。ドルは20日の高値105.75円から翌日104.35円まで急反落。原因は欧州通貨高と人民元高だった。

「ユーロ高は他力本願な面が強い。欧州圏でのコロナ感染拡大とそれに伴う経済活動への制限や、欧州中央銀行(ECB)によるユーロ高けん制を考えれば、1.19ドル台まで買い進むのは厳しい」阪井氏は語る。

「英ポンドは1.28ドル台が目先の落ち着きどころ。ユーロも1.17ドル後半が実力だ」と上田氏は述べ、欧州通貨高/ドル安は持続性に乏しいという。

一方、中国人民元の対ドル相場が堅調に推移し、対人民元でのドル安が、他の通貨にに対するドル安を招く場面がこのところ目立っている。

オフショア人民元は21日に6.62元後半と2年3カ月ぶり高値をつけた。元高の背景は、人民元の金利がドルより高いこと、中国経済指標が改善していること、中国人民銀行が緩やかな元高を容認する姿勢を見せていることがある。

中国の7―9月期の実質GDPは前年同期比4.9%増と、2四半期連続の増加となった。

28―29日に日銀金融政策決定会合、29日にECB理事会が予定されている。

為替マーケットチーム

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