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ドル安の流れ続く、クリスマス控え小反転も=今週の外為市場

[東京 21日 ロイター] - 今週の外為市場では、ドル安の流れが意識されながらも、クリスマス休暇となる週後半はドル安がいったん落ち着く、または反転する可能性もある。新型コロナウイルスの感染状況やワクチンを巡る報道、米追加経済対策や英国と欧州連合(EU)の通商交渉の行方も注目される。

予想レンジはドルが102.50━104.50円、ユーロが1.2150―1.2350ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「ドルの先安観が根強い中で、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、豪ドルなど幅広い通貨に対するドル売りには行き過ぎ感も出ている。クリスマス前には、本格的な反転とはならないまでも、ある程度はドルが買い戻される余地がある」とみている。

ドル/円については「クロス円での円安傾向をみても、円の強さが際立っているわけではない。目先102円を割り込むことはないだろう」と阪井氏は話す。

オフィスFUKAYAコンサルティング代表、深谷幸司氏は「外為市場では、ドルを売ってユーロや英ポンドを買う、買うからさらに上昇するという循環が続いているが、こうしたトレンド・フォロー的な相場には、どこかで行き詰まるだろう」と予想する。

ドル安/ユーロ高のトレンドが反転するとすれば「クリスマス前のポジション調整や、年初(期初)のポジションの仕切り直しのタイミングが考えられる」と深谷氏は言う。 IMM通貨先物の投機筋のポジションも、ドルの主要6通貨に対する売り越し(ドルショート)が9月下旬以来の高水準から小幅に縮小した程度。ドル安が反転する際には、こうしたドルショートの巻き戻しが反発のエネルギー源となる。

FXプライムbyGMO・常務取締役、上田眞理人氏は「じわじわとドル安/円高方向に進むとみており、3月の安値101.18円を意識した取引となるだろう」と話す。

ただ、クリスマス休暇を控えているため、ユーロや英ポンドなど買われ過ぎの通貨については、投機筋がいったんポジションを圧縮する可能性もあるとみている。

コロナワクチンの実用化に対する期待、米追加経済対策への期待、英国のEU離脱がスムーズに進むことへの期待などあらゆる希望的観測を背景に、株高やビットコイン高が進み、その裏で「リスクオンのドル売り」の流れが形成されていると上田氏は指摘する。

為替マーケットチーム

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