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リスクオンのドル売り再来か=今週の外為市場

 今週の外為市場では、株高時にドルが下落する「リスクオンのドル売り」が再び強まるかが注目点だ。実現すれば、ドル/円は緩やかに上値を切り下げる展開となりやすい。写真は米ドル紙幣。2017年6月撮影(2021年 ロイター/Thomas White)

[東京 15日 ロイター] - 今週の外為市場では、株高時にドルが下落する「リスクオンのドル売り」が再び強まるかが注目点だ。実現すれば、ドル/円は緩やかに上値を切り下げる展開となりやすい。

予想レンジはドルが103.50━105.50円、ユーロが1.2050―1.2250ドル。

今月のドル/円はここまで、安値が10日の104.41円、高値が5日の105.76円。値幅は1.35円と小動きにとどまっている。しかし週ごとに見ると、1週目に105.76円まで1.15円上昇、2週目に104.41円へ1.26円下落と、強弱が鮮明だった。

その要因はドルと株の関係性だ。これまで株高時は、参加者のリスク資産投資意欲が活発となるため、マネーの出発点となるドルには下落圧力がかかる傾向があった。しかし、1月半ば頃から2月第1週にかけてこの関係が崩れ、株高時にドルも上昇する動きが目立ってきた。

多くの参加者が首をかしげる中、第2週に入ると状況は一転。セオリー通り、株高時にドルが軟化する場面が目立ってきた。「米国の巨額財政出動期待から、昨年来ドル売りポジションが高水準に膨らんでいた。その巻き戻しが、一時的に『株高時のドル高』につながったのではないか」(外銀)。市場では安ど感とともに、そんな声が出回っている。

株高が再びドル安につながることになれば、多くの参加者が昨年来想定した展開通り、ドル/円はじり安展開となりやすい。ただここで、参加者が気にかけるのは、再び1年ぶり高水準に上昇してきた米国の長期金利だ。

米民主党政権の財政出動策は、共和党との協議を経て、その規模が大きく減額される可能性が大きいとの予想が優勢だった。しかし手厚い財政措置に対する国民の期待が強いこともあり、当初の1.9兆ドルに近い規模になるとの見方が再び強まってきた。

為替マーケットチーム

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