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米株安で円安も、ドル/円異例の動きに警戒=今週の外為市場

[東京 8日 ロイター] - 今週の外為市場では、米金利の上昇を支えに、一段のドル高/円安が進むと予想する声が出ている。金利上昇が株安を招いても、株価の調整が極端なものとならなければ、ドルの上昇圧力が勝る形で、円が下げる異例の展開になる可能性があるという。

予想レンジはドルが107━109.50円、ユーロが1.18―1.2050ドル。

2月半ばまで過去最高値を更新していた米ナスダック総合指数が4日、年始の水準を下回り、年初来マイナス圏へと転じた。2月12日の最高値から下落率は9.7%に達し、調整局面入りが濃厚な情勢だ。S&P総合500種も2月12日の最高値から4%超下落しており、年初来マイナス圏入りが目前に迫る。

一方、外為市場では年初来、米ドルが英ポンドや豪ドルに次ぐ強さを見せていることで、ドル/円はじり高展開が継続。株安下で円が売られる場面も増えてきた。米金利の急速な上昇によるドル高圧力が、リスク回避の円高圧力を上回っている。

8カ月ぶりに108円台へ上昇したドルは、テクニカル的には上抜けが明確で、目先は買いが集まりやすい。年初来のドル/円と米金利の相関度から試算すると、「仮に米10年債金利が2%弱へ上昇すれば、ドルは110円に到達する」(SMBC日興証券チーフ金利ストラテジストの森田長太郎氏)ことになる。

しかし、1月の年初来安値102.59円から2カ月で108円台へ駆け上がった反動で、スピード調整が起きる公算は小さくない。「対ドル以外では株安時に円が買われる動きも依然あり、米株が大きく崩れれば、リスクオフの円買いは対ドルでも加速するのではないか」(トレーダー)との予想もある。

米国以外の長期金利上昇にも留意が必要だ。豪は年始の0.9%台から1.8%台へ、英国も同0.2%台から0.8%台へ水準を切り上げた。先に金利上昇をけん制したラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が、11日の理事会後会見でどう言及するかが注目される。

為替マーケットチーム

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