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米金利上昇ならドル高、株安なら円も上昇=来週の外為市場

[東京 19日 ロイター] -

来週の外為市場は、米国金利の行方がドルの方向感を決めることになりそうだ。金利が一段の上昇に向かえばドル高圧力が強まるものの、金利高が株価に悪影響を及ぼすことになれば、円にも上昇圧力がかかりかねない。結果的にクロス円の動きが大きくなる可能性がある。

予想レンジはドルが107━110円、ユーロが1.18―1.20ドル。

18日の米債市場では、10年債利回りが1.75%台まで上昇。1年2カ月ぶり高水準をつけた。民主党の政権奪還で巨額財政出動策が現実のものとなり、連邦公開市場委員会(FOMC)が金利上昇を静観する姿勢を示したとの見方が、金利の上昇を促している。市場では年内に2%、もしくは3%台へ向かうとの見通しも出始めた。

それにつれて、外為市場ではドルの強さが目立ってきた。昨年末には弱気一辺倒だったドルだが、主要通貨間で見た年明け後のパフォーマンスはカナダドル、英ポンド、豪ドルに次ぐ強さを見せている。

米景気の急回復期待と金利の力強い上昇は、他国にも波及している。例えば、豪の10年金利は1.8%台と2年ぶり、英は0.8%台と1年ぶり水準へ上昇した。一方、円金利は日銀会合後も0.1%台で小動き。「金利差は広がる一方で、金利収入を狙った円売りとドルなどの他通貨買いが入りやすい」(トレーダー)状況だ。

米金利はどこまで上昇するのか。高まる市場の関心に応えるかのように、イエレン財務長官とパウエル連邦準備理事会(FRB)議長は、23日に下院金融サービス委員会、24日に上院銀行委員会で、コロナウイルス支援・救済・経済安全保障(CARES)法について証言する。パウエル議長は22日にも、国際決済銀行(BIS)の会合で講演を予定している。

みずほ証券チーフ為替ストラテジストの⼭本雅⽂氏は「米国のワクチン接種の進展、景気回復の継続、バイデン政権のインフラ投資を中心とした成長戦略策定などを受け、今後は米長期金利の上昇基調が再開し、ドルは110円台へ向けてじり高になる」とみている。

為替マーケットチーム

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