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ドル上値試しか、米金利上昇に新材料=来週の外為市場

[東京 2日 ロイター] - 来週の外為市場はドルが底堅い展開となりそうだ。上昇基調が衰えない米金利がけん引役となる一方、株高地合いは円を押し下げるため、クロス円に上昇圧力がかかりやすいという。

予想レンジはドルが109━112円、ユーロが1.16―1.19ドル。

米金利上昇に新たな手がかりが出てきた。FTSEラッセルが債券の旗艦指数であるFTSE世界国債インデックス(WGBI)に、中国国債を組み入れると正式に発表したことで、グローバル投資家が中国国債を買い増す一方、米国債の保有額を圧縮するのではないか、との思惑だ。

中国が指数に組み込まれれば、他地域への配分資金は当然減少する。バークレイズによると、特に「米国、日本、欧州諸国に比較的大きな影響を与える」ことになる。

指数に占める中国の比率は最終的に5.25%となる見込み。同社の試算によると、米国の比率は現在から2%程度、日本は1%程度、仏伊が0.5%程度、独英が0.3%程度、低下することになるという。

もっとも、組み入れ方針は以前から明らかになっており、組み入れ作業そのものも、今年10月から3年かけて行われるため、直接的な影響は表面化しづらい面もある。

<期初の買い、下支え効果は>

日本国内でも、新年度入りで国内大手投資家が新規の対外投資に動くのではないか、と一段の円安/外貨高に期待を寄せる声もある。

ところが、三菱UFJ銀行チーフアナリストの内田稔氏によると、過去5年間の4─6月の円相場の動きを平均すると、対ドルでも名目実効相場でも、4月から5月はほぼ横ばいで推移し、夏に向けて円高へ振れる傾向があるという。

内田氏は「マイナス金利政策が導入された16年以降は期初に対外資産を積み増す傾向が見受けられるが、過半は相場に影響しない為替ヘッジ付きが占めているようだ」と話している。

注目イベントは6日の豪中銀理事会。事前予想は据え置きが大勢で、来年末まで金利は据え置きとの市場予想に変化が起こるかが、見どころだ。

為替マーケットチーム

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