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ドルは111円台をトライ、FRBのタカ派姿勢や中国懸念後退で=来週の外為市場

[東京 24日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢に加えて、中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債務問題を巡る懸念が緩和していることから111円台をトライする展開になりそうだ。

予想レンジはドルが109.50━111.50円、ユーロが1.1650―1.1850ドル。

上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「FRBが11月にもテーパリングに着手し、利上げの時期が予想より早まる可能性を示唆したことで、一段と日米の金融政策の方向性の格差が意識されやすい」とし、ドルは111円台を目指す展開を予想する。

また、リスク回避で売られていたクロス円も買い戻されやすいという。

しかし「恒大の資金繰り問題が現時点で解決したわけではなく、これから新たな懸念材料が出現する可能性もあり、これがドル高シナリオのリスク」(阪井氏)という。

FXcoin取締役の上田眞理人氏は「恒大に関しては、中国の過剰債務問題の背景に、第2、第3の資金繰り問題がありそうだ。しかし、全てを破綻させてしまったら、習近平政権の安定性にも悪影響が及ぶと考えられるので、そこまで厳格な対応は中国自身にとってもメリットがないだろう」という。

ドル/円については、「自民党総裁候補の中に緩和継続を主張する人がいることに鑑みて、日米の金融政策の格差が意識されやすい。こうした環境で111円台を目指すだろう」と上田氏はみている。

一方、欧州では最近脇役だった英ポンドが活気を取り戻している。

イングランド銀行(英中央銀行)は23日開催した金融政策会合で、年末時点のインフレ率が4%を超え、目標の2%を大きく上回る見通しで、金利上昇の根拠が「強まったもよう」という見解を示した。

会合後、金利先物が織り込む来年2月までの利上げ確率は90%と、会合前の60%から上昇した。

英ポンド/円は、イングランド銀行のタカ派的な姿勢を受けて、前日の安値149.37円から、きょうの高値151.64円まで上昇している。

英ポンド/ドルは前日、1.3615ドルから1.3750ドルまで急伸した。 市場では、「ドル上昇のペースは、早々と利上げに踏み切りそうな英ポンドなどの強さ次第となりそうだ。英ポンド高/ドル安が続けば、ドル/円の上昇も緩やかになるだろう」(証券会社)との意見が聞かれた。

為替マーケットチーム

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