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ドルは緩やかに上昇、米経済指標を見極め リスクオフに警戒も=来週の外為市場

来週の外為市場で、ドル/円は米経済指標や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めながら、緩やかに上昇していく展開となりそうだ。写真は4月撮影、米ウオール街(2021年 ロイター/Carlo Allegri)

[東京 30日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は米経済指標や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めながら、緩やかに上昇していく展開となりそうだ。ただ、薄商いの中で海外勢による仕掛け的な動きや突発的なリスクオフのニュースで相場が急変動する可能性もあり、ボラティリティーも高まりやすい。

予想レンジはドル/円が114.00━116.00円、ユーロ/ドルが1.1250―1.1450ドル。

足元のドル円は、クロス円の円売り主導でじわじわと上昇している。来週発表される主要な米経済指標が良好な結果になるか、米FOMC議事要旨で市場が想定するよりもタカ派的な内容が出てきた場合は、米長期金利の上昇につながり、ドル高が進みやすい。また、株式市場が底堅く推移すれば、ドルのサポート要因にもなる。

上田東短フォレックスの営業企画室長、阪井勇蔵氏は114円半ばから115円半ばを中心に推移するとした上で、「上値の目途として意識されやすい115.52円を抜ければ、116円が視野に入ってくる」との見方を示す。

一方で、リスクオフに対する警戒感も広がっている。新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大により各国で行動規制が出るなど市場のセンチメントが悪化した場合は、リスク選好の円売りの巻き戻しが出やすい。

また、年末年始の商いが薄い時間帯は海外勢による仕掛け的な動きが入りやすく、値動きの軽いクロス円を中心に円高に振れる可能性がある。ウクライナ情勢をめぐる警戒感や中国恒大集団問題への懸念も根強い。

あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏は「日米金融政策スタンスの差が意識されやすく、ドル円は上昇基調になっていく」とした上で、「(ドル円の)上昇スピードは緩やかになるとみられ、リスクオフのニュースが出ればいったん下がるというような相場が続いていく」との見方を示した。

主な経済指標としては、ユーロ圏では12月の消費者物価指数、11月の小売売上高、米国では12月のISM製造業景況指数やADP民間雇用者数、ISM非製造業景況指数、雇用統計などが発表される。

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