November 17, 2014 / 3:47 AM / 6 years ago

ドル115円後半、GDP発表後に利益確定広がる

[東京 17日 ロイター] - 正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の115円後半だった。7─9月期の実質国内総生産(GDP)の発表を受け、一時117円台をつけたが、利益確定売りの動きが広がって115円台へと下押しされた。

 11月17日、正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の115円後半だった。都内で昨年2月撮影(2014年 ロイター)

<ドル一時117円台回復、GDP発表受け7年1カ月ぶり>

ドルは朝方から強含みで推移していた。週末の調整局面を通過したことに加え、20カ国・地域(G20)首脳会合、G20財務相会議などのイベントリスクが後退したことで「上値が軽くなった面があり、もう一度上方向を試そうというムードが出ているのではないか」(国内金融機関)との見方が出ていた。

午前8時50分の7─9月GDPの発表を受け、ドル/円は7年1カ月ぶりに117円台を回復した。内閣府による7─9月期国民所得統計1次速報では、GDPが前期比マイナス0.4%、年率換算マイナス1.6%となった。ロイターがまとめた民間調査機関の事前予測では7─9月期GDPの予測中央値は前期比プラス0.5%、 年率プラス2 .1%だった。

ドルは一時117.06円まで上昇したが、直後から利益確定売りの圧力が強まって下げ足を速め、一時115.46円まで下落した。きょうの高値から1円超の下落となる。

あおぞら銀行の為替マーケットメイク課課長、諸我晃氏は「117円を付けたタイミングで利食いが出た。株価も結構下げており、日本側の材料出尽くしに伴うポジション調整が強まっているのだろう」と指摘していた。

ドルは期待先行で上昇してきた面があり、下方向を試しやすいという。諸我氏は「米国側からドル買いの後押しがなければ、上方向に行きにくい」と指摘しており、115円半ば程度への調整もあり得ると見込んでいた。

<ドル短期的トレード終えん、中長期モメンタム入りとの指摘>

この先、調整が一巡した後の相場について、ソシエテ・ジェネラル銀行の為替資金営業部長、鈴木恭輔氏は「イベント主導の短期的なトレードは終えんし、中長期的なモメンタムに入ってくるのではないか」との見立てを語る。弱い日本の景気指標と強い米国の経済という関係に変化はなく、「自然体でドル高という考え方でいいだろう」(鈴木氏)という。

GDPの弱い数字を踏まえ、市場では消費税再増税の延期をほぼ確実視されており、解散・総選挙も大筋で織り込みが進んでいるもよう。日本側の材料出尽くし感が強まっており、市場では「米国の景況感と利上げのタイミングに関心は移ってきている」(鈴木氏)という。

19日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(10月28─29日開催分)が発表される。目新しい材料は期待薄とされるが、10月と11月のFOMCはイエレン米連邦準備理事会(FRB)理事長の会見がなく、議事要旨に基づいて思惑主導で動きやすいとの見方が出ている。

         ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

  正午現在   115.77/79 1.2567/71 145.50/54

  午前9時現在 116.87/89 1.2519/23 146.32/36 

  NY午後5時 116.27/32 1.2521/26 145.64/68

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