[東京 27日 ロイター] - 東京ガスの佐藤裕史最高財務責任者(CFO)は27日の決算会見で、液化天然ガス(LNG)調達先のマレーシアLNGが「不可抗力(フォースマジュール)」条項を宣言したことについて、「現時点で具体的な影響が出るという判断にはいたっていない」と述べた。
佐藤CFOは、マレーシアLNGが調達に使っているのは損傷したパイプラインだけではないと説明。「損傷が(東ガスのLNG調達に)決定的なダメージを与えるとは思っていない」と述べた。
マレーシアでは9月、国営石油会社ペトロナスの一部パイプラインが地すべりで損傷。供給先のマレーシアLNGに対し、災害などによって販売先への供給義務を免れるフォースマジュールを宣言した。これに伴いマレーシアLNGも販売先にフォースマジュールを宣言した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」